2011年8月2日火曜日

やっぱり大好き Appia


建築家のK端さんのお招きで広尾にあるイタリアレストラン、
Appiaに行く。
最近は建築家としての仕事の他に、アーティストとして金属製の
ワイヤーを使って独創的な宇宙空間を表現したオブジェ製作にも
取り組んでいるそうで、すでにベニスで2年に一度行われている
現代アートの代表的な展覧会、ビアンナーレへの出展準備も
はじめているという。
今後の活躍が楽しみだ。

ベリーニで再会を乾杯!

魚介のマリネ、イナダのカルパッチョ、
夏野菜のラタトュイ

タコのマリネ、牛刺、オクラとプロシュー

いまがまさに旬、地上がりイワシのグリル

大きなワゴンいっぱいに、前菜が運ばれて来る。
どれもみんな美味しそう。
ここは好きなものを好きなだけ選べるのがいい。
欲張ってあれもこれもちょっとずつ....すでに前菜から食べる気満々!
続いてパスタは、トマトソースとバジリコソースであっさり。
細麺の絶妙な茹で加減、主張しすぎない上品なソースが素晴らしい。
メインに骨付き子羊を少 しだけ....マスタードがピリッと効いたお肉は
中ジューシー、外側はカリッと香ばしく最高。
まいった、Appia。やっぱり大スキ〜!

トマトとバジリコソース、
山盛り食べたい極うまパスタ


日本でしか味わえない、感動の子羊


デザートも欲張って
ババ&ガナッシュチョコレート


イタリアワインを上品に飲みながら、ポツリぽつりと控えめに話す
K端さん。日本人でこれほどエレガントな紳士はあまりいない。
ひとり息子のSちゃんがこの春、現役東大に合格したという。
エ〜ッ、Sちゃんが!
ついこの間まで、うちの息子と遊戯王カードで遊んでいたあの子が。
実はSちゃん、幼少から習っているチェロでも世界的なコンクールの
少年部門で優勝するなど、音楽の才能も世界レベルなのだ。
都内のちょっとしたマンションが買える値段という素晴らしい
チェロがあり、お宅に伺うと照れながらもその高貴な音色を
聴かせてくれるのだ。
奥さまのY子さんは、Sちゃんとチェロのためにどれほどの
エネルギーを費やしていたことだろう。
彼女は全身全霊を息子に傾けて、Sちゃんもしっかりそれに
応えたのだ。
チェロは受験のため、すっぱりやめたという。
見事、東大に入ってこれからは、いよいよ自分の人生を切り
開いて行くのだ。
「子どもの頃から、記憶力のよさだけは感心しましたけどね....」
またまた控えめに語る父君。
やっぱりこの親あっての息子なのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿