2011年8月31日水曜日

8月最終WEEK


週末からずっと友だちご飯が続いている。
ヴァカンスから戻った友だちを家に呼んだり、呼ばれたり。
しばらく逢わなかった友だちのヴァカンス話しを聞きながら、
いつものようにワイワイ食事をするのは楽しい。

アフリカに行っていたM也くんは、ケニアのマサイ村に滞在中、
なんとマラリアに罹ってしまった。予防薬が効かなかったらしい。
ヒェ〜、恐ろしい!
数日間、高熱でうなされたらしいけれど、その後はキリマンジャロの
頂上に登頂したというから驚きだ。若いってすばらしい!
でもちょっと痩せちゃった?! 
日焼けしているせいか、前より精悍になったみたい。
まあ、それはそれでよかったではないの。

S藤家のK司くんとTちゃんは、親しいデザイナー&料理人たちと
南仏にヴィラを借りて、それはそれはゴージャスなヴァカンスを
過ごしたらしい。
美味しいワインにお料理三昧....海、プール、カジノ.....。
これこそホントのヴァカンスだなと思う。

そんなこんなで、みんなまだ夏休みボケしてて、なかなか仕事に
戻れないらしい。当然だね。

今宵も話しは尽きません...

頂いたブルゴーニュ....メチャ美味しい!

Tちゃんお手製プリン。
上品な甘さ...まったり濃厚....まいった〜!


翌々日はM浦家にお呼ばれ。
こちらはパリから車でイタリア〜コルシカ島〜南仏とまる一ヶ月、
4000キロ走って豪遊して来たそうだ。
ケータリングの仕事をしている料理人のNちゃん、行く先々で出会う
珍しい食材もヴァカンスの楽しみのひとつ。
でもけっきょくすぐにパリに持ち帰れないものが多くて、かなり
心残りだったらしい。
Nちゃん、次からヴァカンスは冷蔵車で行くしかないね?!

夏の間の暴飲暴食、外食続きでみんな胃腸もお疲れでしょう....と
今夜は身体に優しい和食。
締めはひじきご飯にみそ汁だって!
さすが〜Nちゃん、いつもながら粋な心遣い....うれしいな。


豆腐とキクラゲの黒酢スープ

トマトのマリネ、キュウリの梅合え

アスパラとパンチェッタの炒めもの

タルタルソースで食べるチキン南蛮

ヴァカンス話しにはじまって....恒例の合宿の計画も....


続いて翌日は、N田夫妻とS崎夫妻がうちに遊びに来る。
この間遊びに来たK司くん夫妻と一緒に南仏のヴィラでヴァカンスを
過ごしたN田家のR三さんとY子ちゃん。
あれれ....なんだかR三さんの様子が変?!
脚を引きずりながら....辛そうな顔をしている。

昨日までヴァンダンジュ(ワインの収穫)を手伝いに
ブルゴーニュに行っていたとか。
屈みながら地面から20センチほどの高さに成った葡萄を摘む
作業は、思いのほか過酷だったらしい。
炎天下の下で2日間も....終わった頃には脚の感覚がほぼなくなり、
エコノミー症候群のような状態に成ってしまったそうだ。
おまけに帰りの高速道路で車はパンクしてしまうし....もう踏んだり
蹴ったり。やる気満々で行ったのに、散々な思いをして....。
「もう二度と行かないぞ!」とR三さん。
悲惨な話を聞きながら、なぜだか笑いを堪えるY子ちゃん。
うう....気の毒だけど、なんか可笑しいね?!
ごめ〜ん、Rちゃん。

ハマっている豆乳そうめん

北海道産ホッケの塩焼き

イベリコ豚の柚子こしょうネギ添え

ポテトサラダ、海老の冷たいパスタ、生姜ご飯....
写真撮り忘れ。残念!

うちに来るのは初めてのS崎夫妻だけど、いきなりご主人Sさんの
下ネタ話でいっきに空気が崩れる?!
奥さまのKりさんは、控えめながらもしっかりした良妻の貫禄で夫を
見守っている感じがとてもいい。
二人は明日からLAにヴァカンスに出るという。
わ〜、LA!いいな〜。
さっそく音楽をGN'Rに変えて、こちらも気分を盛り上げる。
Paradise city....ひさびさに聴くけど、やっぱりスキだな〜。
80Sの音がガガ〜ンと身体を突き抜けるようで、最高に気分がいい。
夫もハイテンションで、いつもはみんながいてもお構いなくベッドに
なだれ込んで行くのに、今日はめずらしく起きてる?!

それなのにそれなのに.......R三さん、いつもより食欲ない?!
医者には時間がたてば自然に治ると言われたらしいけど、いまだに
脚の感覚が戻らないのはかなり深刻だ。

あれよあれよの間にシャンパン、ワイン7本が空に。
あらまあ、今宵も午前さま。
明日の朝LA行くのにまだなんの準備もしていないって、慌てて
帰って行ったS崎夫妻。
寝坊しなかったかな?!

それにしてもR三さんの脚、大丈夫かな...。

今宵もまたまた午前さま...

こちらは真剣にガンダム....

今宵も女子は元気満々
まだまだ、これから〜!

2011年8月27日土曜日

サンマルタン運河


「パリに戻ったよ〜!」のメールをもらい、さっそくロンドンから
帰って来たM穂ちゃん親子とイタリアご飯に出かける。

アペリティフをどこかで....早めにサンマルタン運河に来てみたけど、
お天気がいまひとつパッとしない。
夕方のお日さまにキラキラ光る運河をながめながらアペロできたら
最高なのに....。

おやおや、なにやら人だまりができている。
ここは水門がある場所だ。
船を通すために橋がグォ〜ンとゆっくり開いていく。
「おもしろ〜い!」
子どもたちも旅行者に混じって、写真をパシパシ撮る。
いつも車で通り過ぎるだけのこの界隈も、こうしてゆっくり
眺めるととても新鮮だ。

遮断機が下ろされ、待つこと約5分強?!
なんてプリミティブ?!....人も車も気長に待つ 

ようやく通過....

船の通過を見届けて、運河沿いのカフェに落ち着く。
珍しく今日は、カンパリの気分。
ソーダで割ってもらって、乾杯〜!

短期アパートを借りて数週間のロンドン生活をバッチリ楽しんできた
というM穂ちゃん、なんだかすっきり抜けたみたいで清々しい?!
きっと充実したヴァカンスを過ごしたのだろう。
ひとり息子のJも日焼けしてるせいか、ひと回り成長して一段と
頼もしくなった気がする。
男子は、夏休みに成長するっていうものね〜。

ブランシェなカフェレストラン

日焼けした地元のboboたちで賑わっている

20時。のんびり歩きながらすぐ近くのイタリアレストランに移動。
すでにMりちゃん親子が到着している。
ずっと気になっていたこのレストラン。
噂どおりイタリアの田舎にありそうな....家庭的な雰囲気がいい感じ。
さっそく席について、大粒のオリーブをつまみながら壁に書かれた
手書きのメニュを眺める。
今日のパスタは太めのブガティーニ、とリガトーニだという。
パリでこんなパスタを使っている店は珍しい....これはかなり
期待できそうだ!

シシリア産の大粒オリーブ

典型的な南イタリア料理が並ぶ

野菜のアンティパストミスト

絶妙な薄さ加減の生ハムも、さすがイタリア〜!

濃厚トマトソースとパンチェッタのアマリチアーナ
懐かしい喫茶店のナポリタン風がいい!

あっさりボンゴレ

ピスタッチオのペストもなかなかgood

いつも仲良しベタベタのMりちゃん&Mオ親子

パンナコッタもドカ〜ンとイタリアンサイズ!

同じくティラミスも....びっくり!

外のテラスまで満席の人気店

前菜からパスタ、デザートまでたっぷり食べて、大満足。
店の雰囲気も料理もスタッフもみんなサンパでいい感じ。
気に入った。またみんなで来よう!

外はもうすっかり真っ暗。
街灯が灯った運河沿いを、ひんやり秋の風にあたりながらほろ酔い
気分で歩く。
タイミングよくどこからかシャンソンが....。なに?! 
また船が来た。
甲板の先頭に人が数名....気持ち良さそうにのっている。
こんな時間に運河巡り、ロマンチックでいいな〜。
なんだかどこか知らない街に来たみたい?!
ここってパリだっけ?!
M穂ちゃんと旅行者のような気分でうれしくなってしまう。

長いこと住んでいて最近はすっかり忘れていたけど、パリって
やっぱりいいところ....ひさびさに思いました。

サンマルタン運河 22時半

2011年8月23日火曜日

ジム再開!


そろそろ気持ちを引き締めないと....ホントにヤバい?!
このひと月以上なにをするわけでもなく、ヴァカンスを大義名分に
快楽のままに食べて飲んでいたんだもの。
体重計なんて恐ろしくてとてものれない。
この辺で我が身を戒めないと、大変なことになっちゃうぞ〜。

ひと月ぶりにジムへ。
ここもまだ人が戻って来てないらしい。
やった〜! ほぼ貸し切りだ。
まずはマシーンで軽い筋トレ。その後、有酸素運動。
傾斜を付けて早歩きからスタートして、徐々に軽いジョギング。
疲れたらまた歩いて....の繰り返し。
いつも10キロを目標に1時間ほどかけて走るように
しているんだけれど、さすがに今日は辛い。息が続かない。
5キロ半が精一杯....なんという衰えよう?! やれやれ〜。
仕上げのストレッチまでたっぷり2時間、今日はこれでよしとする。

今年で4年目。
ジムらしくない雰囲気が気に入ってる。

ストレッチ、ヨガ、ピラテスのクラスもある。

5キロ半でGive up〜!

ジムを後にして、自転車でオペラ界隈に買い出しにいく。
パレロワイヤルの友だちの店へ立ち寄り、帰って来たよ〜!の
ご挨拶。
「もうパリは誰もいなくてつまらなかったよ〜」とM奈ちゃん。

そろそろみんな戻って来ているころでしょうか...。
ヴァカンス話しのご飯会、そのうちやりましょう。

パレロワイヤルものんびり〜いい感じ。


2011年8月21日日曜日

8月のパリ


パリに戻って早くも5日がたった。
街はまだまだ静かなもの。
近所のパン屋も八百屋もまだ閉まっているし、市場もいつもの
活気がない。パーキングはどこもスカスカ...路上駐車も自由自在
なのがいい。
フランス人ってホント、8月の最後の最後、ギリギリまで
惜しみなくヴァカンスしている。
7月半ばからひと月半も、いったいなにをしてるんだ?!
まったく....と思いながらも、それに合わせてこちらも生活するしか
ないんだけれど。

暑くもなく涼しくもなく気温は連日24℃前後....素晴らしい陽気が
続いている。最高に気持ちがいい。
夕方からブローニュの森に行ってみる。
ここもまだまだヴァカンス気分。
みんなのんびり残りわずかの夏を楽しんでいる様子。
8月のパリはまだ静かです。

森の中にある池には、貸しボート

早めの夕ご飯....ピクニック組も!

そろそろ夕方6時....森の中

2011年8月16日火曜日

今年の夏


荷物はすでに空港に送ってしまったので、すっきり。
黒い大きなvaliseが6個、プラス手荷物。
軽く100キロは越えてる。
大丈夫だろうか、明日。

夕方から夫と二人で海岸に散歩へ出かける。
思えば、まだ海を見ていなかった。
こんなに近いのに....。

今年は海水浴場もいつもの活気がない。
海の家も半分しか開いていないし、人もずっと少ない。
花火大会も中止になった。
海以外、茅ヶ崎にはこれといったものがないから、夏になると
毎年イベント盛りだくさんで、週末はお祭りのように賑わうのに。
なんてことだろう....哀しい。


そろそろ閉店時間....ちと寂しいね

夕方の海は心のオアシス

海を眺めながら、カフェのテラスでビールを飲む。
いい夏休みだったね。乾杯〜!

妹の結婚、義父の退院....この夏は家族のことでいろいろあった。
残していく家族のこと、日本のことを夫といつになくしみじみ
話し込んでしまう。
なんとも、後ろ髪を引かれる思い....。
子どもの頃から見慣れてきた海が、いままでとはまったく違う風に
見えるのは気のせいだろうか....。

ニッポン、また帰ってきます。


photo by gaku

2011年8月14日日曜日

地元ごはん


先日の妹の結婚式で、数年ぶりに親族が顔を揃えたことで
なんとなく盛り上がり、地元で宴会となる。

場所は茅ヶ崎で知らない人はいない地元料理の店、えぼし。
地元で捕れた新鮮な魚介や野菜を使った料理が常時200以上も
あり、あれもこれも食べたい! どれを食べても美味しくて、
いつも満員御礼の人気店だ。



叔父さん伯母さん、従妹などなど....子どもの頃から世話になっている
親戚たちと、こうやってワイワイお酒を飲む機会はなかなかない。
母もいつになくうれしそう。
生ビールで乾杯。
お品書きを見ながら、刺身、焼き鳥、揚げもの....あれやこれや
みんなそれぞれ食べたいものを注文する。

お〜、見事な舟盛り!

マグロ、ハマチ、ヒラメ、タイ、ウニ....

叔父さんの隣でイイ感じに場を盛り上げてくれるT。
サンキュ!

毛ガニのサラダ

名物しらすのかき揚げ

ぶつ切りタコの唐揚げ
思わずM穂ちゃんの顔が目に浮かぶ〜

サザエのエスカルゴ風

巨大、玉葱のさつま揚げ

炭火焼き鳥もけっこうイケる

トロトロ〜茄子の田楽

やっぱり欲しくなるぬか漬け

日本酒、焼酎とひたすら飲み続けるもの、いつの間にか
ご飯ものを食べ終えてお茶をもらっているもの....なんだかみんな
テンデンばらばらに和んでいて可笑しい。
お座敷ってなんでこんなに居心地がいいんだろう。
お尻に根がついたみたいに、もう動きたくな〜い!
このままここの座布団を枕にして、みんなで雑魚寝しちゃうのも
あり?!な妙な空気。
近いようで遠いこの親戚の関係ってよく考えてみると、日常を
越えていてけっこう面白いかもしれない。

あ〜、今夜もまた食べた食べた....大満足。
なんだかとってもほのぼの....ローカルで新鮮な夜だった。