2012年6月23日土曜日

音楽...ライブ...三昧


ひさびさのブログ更新。
毎日なんだかんだと急かされるように慌ただしく時間が過ぎていく。
気がつけば6月ももうおしまい。
あ...こうやって今年もまた、バタバタと夏のヴァカンスに
突入していくのだ。
一日一日を大切に、精一杯生きなくてはと思う。


Rさんのうちの新年会で出会ったK崎さんが、パリで生け花の
エクスポジションを開催した。
初日のヴェルニサージュ、お祝いに出かける。
日本からお弟子さんや生徒さんが総勢80人、フローリスト関係の
フランス人など多くの人が集り盛況でした。

会場はParc de Floral

みんなで記念撮影

翌日は、Delanoëパリ市長と高田賢三氏が主催する演奏会に
出席するためパリ市庁舎へ。

演奏会の招待状

市庁舎はいつも前を通り過ぎるだけで、中に入るのははじめて。
正面の役所業務の入り口とは逆の、セーヌ沿いの裏口から厳重な
セキュリティを抜けて会場の大広間へ。
さすがパリ...市役所も豪華絢爛だ。

ここでこの夜、津波で流された瓦礫の木材で作られたヴァイオリンの
演奏会が行われた。
犠牲者の方々への鎮魂の祈り、音楽を通じて震災復興への願いを
広げるために、このヴァイオリンは1000人の音楽家の手から手へ
奏で継がれていくという。
祟高な音色を聴きながら、しばし日本に想いを寄せる。
素晴らしい演奏でした。

大広間に抜ける中廊下

陸前高田の瓦礫の木材で作られた
ヴァイオリン

各国の来賓をもてなす市庁舎の大広間

日仏関係の招待客たち...
知り合いがチラホラ


演奏会が終わり、大急ぎで次の会場Abbessesへ移動。
今宵はFETE DE LA MUSIQUE。
夏至のこの日、フランスの街のあちこちで音楽を楽しむお祭り。
踊って歌って飲んで...夜中まで街中が大騒ぎになる。
hope and loveもこの絶好のチャンスを黙って見過ごすはずがない。
ラッキーなことにレストランGUILO GUILOのEさんが、
店の外をhope and loveのために開放してくれるという。
ここでドリンクやオリジナルグッズを販売して復興支援の
義援金を集めるのだ。
ボランティアスタッフがまた大集結して、準備に準備を重ね...

モンマルトルの丘 Abbesses
ものすごい盛り上がり

hope and loveのオリジナルグッズを販売

梅酒とシャンパンを割ったオリジナルカクテルも!

真夜中0時過ぎ...この騒ぎ


おかげさまでhope and loveは満員御礼、大盛況でした。
この夜の収益金はなんと2500€ちかくまで上った。
みなさん、遅くまで本当にお疲れさまでした。


そんなこんなで今週は、連日の午前さまでお疲れグロッキー気味...。
それでも今日は楽しみにしていたライブがある。
朝からウキウキ。

Chris Cornellのアコースティックのソロライブ。
先月ひさびさに ZenithでやったSoundgardenのコンサートが
不評だったので、ちょっと心配していたのだが...。
会場は、Grunge系ロックコンサートにしては珍しく全席着席。
La Trianon、大きさもほどよくアコースティックをしっかり
聴くには、なかなかいい感じの箱。

Chris Cornellは、08年のAerosmithのバックステージで逢って以来。
あの時、彼は前座で一緒にツアーを回っていたのだ。
少し貫禄がついたような...?!
終始リラックスした雰囲気の中、3時間近く...ときおり
ツェッペリンの古いナンバーなどを交えながらひとりで
30曲近く歌う。
しみじみと聴き入り...いいライブでした。
Bravo~,Chris !!!!

ソロアルバムも出てます!

アンコールの後...みんなにサイン
サービス精神旺盛ね〜!

ライブ会場、La Trianon

2012年6月16日土曜日

チャリティセール2012


昨年に続き、今年もHOPE AND LOVEが震災復興支援のための
ブランドセールを行ないました。

震災直後の去年、パリに住む友だちが立ち上げたHOPE AND LOVEが
義援金集めのために行なったセールは、わたしたちの予想をはるかに
越える反響で大成功を収めました。
一周年を前に今年も第二弾をと、早い時期から計画していたものの、
肝心な会場がなかなか決まらない。
あちこち探しまわった後、ようやく条件に合うギャラリーが見つかり
値段交渉...本格的な準備を始めたのがひと月前のことだった。
そこから各ブランドに呼びかけて協賛の商品を募り、ボランティア
スタッフ集め、フライヤーを制作しカフェやブティックに貼り、
FBで集客を呼びかけ...と、大忙しの日々。
みんなの熱い思いが結集して、ようやくこの日を迎えることが
出来たというわけである。

オープン1時間前、すでに行列が

優しい光が差し込む素晴らしいギャラリー

1階にはメンズ、子供服、雑貨...2階はレディス

被災地からのメッセージを流し...

今年も錚々たるブランドが協力を申し出てくれた。
L.VUITTON,CHANEL,LANVIN,GUCCI,BALMAIN,DRIES VAN
NOTEN,ANN DEMEULEMEERTER,STELLA McCARTNEY,
M.SITBON,A.ALAIA,SARTORE,C.LOUBOUTIN,P.HARDY......
協賛ブランドは100を越え、スペシャルなもの意外はほとんどが
70%offという特別プライス。
チャリティセールなのに、噂を聞きつけた業者まで買い付けに
きていたらしい。
もちろんこういう方には、すぐお引き取り願ったのだけれど。

みんなの垂涎の的、新作CHANEL

ビジューのようなルブタンの

ヴィンテージコーナーも充実

人気ブランドのアクセサリーもいろいろ

Astierの食器も

LADUREEのお茶、フレグランス、キャンドル...

Sちゃん、ごっそり大人買い。
お見事!

来場者たちに書いてもらったメッセージ...
最後にアーティストのカワハラシンスケ氏が力強い筆で
「頑張れ、東北」と。

フランス人の記憶の中から震災の悲惨な思いは、すでに
薄れてしまっている。
実際、会場ではチャリティということを忘れて商品を値切ったり、
万引きをするものもいて、やるせない思いもした。
それでも、熱心にビデオを見て被災地の現状を尋ねてくる人や、
一生懸命メッセージを書いてくれた家族連れなど...イベントは
終始和やかでとてもよい雰囲気だった。

2日間の来場者、述べ1000人。
売り上げ71227€(約700万円)。
Braderieは今年も大成功となった。
このセールの収益金は、被災地で親を亡くした孤児、
遺児たちの学業支援、仕事をなくした女性たちのために
ミシンを送り自立支援する団体など、被災地の復興支援の
ために全額送られることになっている。

この数日間、家のことはほとんど放りっぱなし。
なんだかんだと準備に掛かり切りになっていた。
それでも文句ひとつ言わずに送り出してくれた夫と息子に感謝。
これからも出来ることを長く続けていきたいと思う。
みなさま、ありがとうございました。


シンスケは2日間レジを担当。
お疲れさま!

このメッセージはしっかり東北に届けます

記念撮影...お疲れさまの乾杯〜!


写真は一部、hope & loveの公式写真を借用させて頂きました。

2012年6月3日日曜日

fête des mères

日曜日、ベッドの中でウダウダしてると、息子が意気揚々と
朝食を運んできた。
そうか、今日は母の日だ。
すっかり忘れていた。

市販のビスケットにママレードを挟んで、上に飾ったミントの
葉っぱがオシャレでないの! 
大きなカップにたっぷり紅茶...気が利いてるなと思ったら、なんと
これ私が毎晩愛飲している便秘茶でないの?!
さすがに朝からこれはちょっと....ごめんなさい。
照れくさそうにしている息子を思わずギュッと抱きしめる。
うれしいよ〜!

夕方、夫と息子がどこかに出かけたと思ったら、2人で花を買って
帰ってきた。
なんだかんだ喧嘩もたくさんするけれど、かけがえのない家族...
感謝してます。
ありがとう。