今年、生誕50周年を迎えるバスキア。
夜、フランスの大手インテリア会社Cauvalのパーティーにちょっと
これを記念して、今回150点を越える世界初の大規模な
回顧展が1月まで行われている。
いまパリでいちばん話題のExpositionだ。
小雨の降る中、パリ市立近代美術館前は長蛇の列。
噂には聞いていたけど、ものすごい人気だ。
インターネットで予約しておいてよかった。
入り口でプリントした予約番号を見せて、そのまま会場に...。
約150点の作品が、12の部屋に時代ごとに展示されていて、
とても分かりやすい構成になっている。
特にAndy Warholとのコラボレーションの作品は、バスキアの
力強い色遣いとメッセージがあまりにも鮮烈すぎて、Warholが
退屈に見えてしまうくらい。
オーバードーズで27歳で亡くなるまでの、まさにバスキアの燃え
尽きた人生の集大成といえるだろう。
色遣いのセンスはもう最高!!
人種差別、名声、お金.....
上の階では賛否両論、物議をかもしているLarry Clark展をやって
いる。見たいけど、今日は息子も一緒だからムリだ。
18歳未満入場禁止。当然だ。
ドラッグやセックスが10代の子供たちに与える影響は大きい。
偏った世界を見せるには、それを理解できる知識と精神力が
必要だ。だからといって、見なくていいものでもないと思う。
これだって社会の現実のひとつなんだから。
12歳の息子には、絶対見せられない。
でもわたしは見たい。また出直すことにしよう。
www.mam.paris.fr
顔を出す。
Les Pavillons de Bercyにある19世紀の移動遊園地を当時のまま
再現したMusée des Arts Forainsで行われたこのパーティー。
ホントはあまり気乗りがしなくて、仕方なく....という感じで来た
けれど、雰囲気はなかなかいい感じ。
ベルエポックのロマンチックな装飾の中で、紳士淑女たちが
シャンパンと生ガキをつまみながら19世紀当時の遊戯に夢
中になっていたり.....。
ヨーロッパ全土から、Cauvalの顧客や役員たちが300人ほど招待
された盛大なもの。
タイムスリップしたような、思いがけない幻想的な大人の夜だった。
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