仕事仲間たちと食事。ひょんなことからI夫妻&アシスタントく
んも合流することになり、予定より大人数でシックなレストラン
がいきなり居酒屋状態?で、大いに盛り上がる。
店の女将K子も久々に上機嫌で、intimeな楽しい夜だった。
夕べの余韻を引きずりながら、今夜も同じ顔ぶれでごはんをする
ことになり、I夫妻のお宅に向かう。
I家と我が家はヴァカンスやお正月、クリスマスのような節目
の時には、いつも一緒に祝う間柄。何かと頼りにしている親し
い友だちだ。
ご主人のM人さんはヘアアーティスト、アート系の学校に通う
一人娘のAちゃん、奥様のY子さんは料理上手で有名で、いつも
気さくにごはんに誘ってくれる。
到着すると、既にみんなシャンパン&アペリティフがはじまっ
て、話題は当然のように前日のワールドカップ、フランスの
敗戦について。フランスはかつての優勝国なのに、今回はいま
ひとつ盛り上がらない、みんなもう冷めてしまっているようだ。
「A table!」 の声でテーブルへ。
今夜は和食。イワシのマリネ、白アスパラの前菜がテーブルに
並ぶ。I家はお料理だけでなく、器や盛りつけにもセンスがあっ
ていつも楽しみだ。そう、M人さんは趣味で陶芸をやっていて、
週末を過ごすフォンテンブローの田舎の家には、アトリエと窯
を揃えるほどの熱の入れようで、かなり本格的に器を作ってい
るらしい。
この田舎の家もとてもステキなので、次の機会にまた紹介した
いと思う。
続いて古伊万里の大皿に盛られた豚しゃぶ。
ショウガと大葉の薬味が効いていて、夏にぴったり。
お肉もすすむ。
シジミごはん、焼き海苔、昆布の佃煮.....とパリではなかなか手に
入らない和の王道に、身体も心もほっと落ち着く気分。
夫婦ともに人をもてなすのが好きで、I家にはいつも人が集まって
いる。そして来た人みんなが美味しく楽しく、居心地よく喜んで
帰って行く。
おそらくこの家は、こうやって人がいつも出入りして楽しい時間を
過ごして行くことで、自然といい気が流れているのだと思う。
それが人を心地よく、また来たいと思わせるのだろう。
特別なことをするわけじゃない。肩肘張らずに、普段のI家のごはん
にちょっと仲間入りさせてもらったような...そんなホッとした時間
を自然にもてなせたら本当にステキなこと。
我が家もさりげなくできるようになりたいと思う。
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