2012年10月13日土曜日

人生の師


K三さんからひさびさに食事のお誘いが。
「Gくんもぜひ一緒に!」めずらしく、息子も声を掛けてもらう。
思いがけず大人サマ扱いを受けて、少々緊張気味の息子...。

レストランTOYO

20時半、3人でレストランTOYOへ。
オーナーのTくんは、K三さんのお宅でプライベートシェフとして、
各界のセレブたちの舌を唸らせてきた料理人。
コテコテの熊本人である。
Tくんのお料理は、なんと表現すればいいだろう...。
思いがけない食材の組み合わせ、繊細な調味料の使い方...日本料理や
フランス料理という域を超えたTくんの世界。
いつも新鮮な驚きがあってワクワクする。
百聞は一見に如し...まずはぜひ食べてみてほしい。

秋の野菜、セップ、ハーブ...
Bulot、タコ、蓮根...アミューズ
タラバ蟹のスフレ
キャビア
イカ、カラスミ、ウニ...

引退後は長年の夢だった絵を描きながら、パリとモナコを行ったり
来たりしているK三さん。
デザイン業も自分が本当に好きな仕事だけを選んで...と、70歳を
過ぎたいまも旅行したいところ、やりたいことが山ほどあって
とても時間が足りないという。
こんな風にイキイキと年を重ねていけたら、どんなに素敵だろう。

14歳の息子にもあれこれ尋ねてくれる。
学校、友だち、将来、フェイスブックの楽しみ方...?!
息子の話にも質問を交えながら、真剣に耳を傾けてくれる。
パソコンも試行錯誤で覚えているらしい。
朝は毎日近くの公園を5キロほど歩くのだという。
新しいことをいまさら勉強するなんて、寒いから外に出るのは
やめよう...怠ける理由はいくらだってあるはずなのに。
K三さんの驚異的な若さは、こうした日頃の努力あっての
ことなのだ。

「歳の差、50歳だね!」と笑うけど、とてもとても...。
そういえば息子が産まれた時、発売されたばかりのAIBOを
贈ってくれた。
当時、ものすごく話題になっていて、入手困難と言われていた
超レアなロボット犬だ。
確かK三さんの家にもAIBOがいて、ちゃんと躾けるといろいろ
出来るようになるんだよとうれしそうに言っていた。
うちのAIBOは、その後まもなく歩きはじめた息子がお尻で
踏んで、前足を骨折させてしまったのだけれど...。

10代の少年の世界に...
伊勢エビの手打ちパスタ。
絶品!
小豆とアイスクリーム
少し風邪気味と言いながらも2本めのワインを開け、懐かしい
はなしに笑ったり、ちょっと切ない気持ちになったり...。
家族のようなintimeな時間が流れていく。
思えばK三さんと出会ってかれこれ四半世紀...夫はもっとそれ以上、
いまも変わらずとても大きな存在だ。
こんな素敵な人生の師が近くにいてくれるって、なんて
心強いことだろう。
K三さん、これからもずっとずっと輝いてくださいね。

1 件のコメント:

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