2012年2月8日水曜日

寒いさむい〜


連日、氷点下の極寒が続いているパリ。
ここまで冷え込むと、水道管の破裂や暖房機器の故障など、
思いもよらない被害が起こってくる。
街を歩く人も完全防寒着ですっぽり顔だけ出して、足早に用事を
すませて行く。

凍りついてる...

買いものをして、いつものように食材を冷蔵庫の中に入れるが
「ん?暖かい?!」
外から持ち帰ったものが凍りついて、冷蔵庫が暖かく感じる。
ニュースでヨーロッパの寒波を知った母が心配して電話をくれた。
「もう寒くて〜」と泣きを入れたところ、
「被災地の仮設住宅にいる人のことを思えば、中央暖房のパリなんて
天国みたいなものよ」と激を飛ばされる。
「そうだ.....たしかに」

東駅近く、
夜の怪しい匂いが...新鮮。

どんなに寒くても、楽しい夜のお誘いはもちろん出かける。
夫が日本へ旅立った金曜日、さっそくお呼びが掛かる。
友だちの送別会...ジャーナリストとして20年パリに暮らした
Kちゃんを送り出すため、女子8人が集った。
場所は東駅近くのレストランLA FIDELITE、予約必須の
人気店らしい。
広い店内はあっという間にいっぱい。
年齢層は意外と若い。
お隣では誕生日会らしき14、5人の女子がキャッキャ〜
大騒ぎしている。
どうみてもリセ?! しかも女子会...フランス人もやるんだ。

NYぽい雰囲気のビストロ...BOBOに人気。

前菜に白身魚のカルパッチョ
ピリ辛パプリカが効いてグ〜!

Hちゃんが頼んだ
焼きカマンベールのハチミツ掛け

骨付きイベリコ豚とポテトグラタン
ものすごいボボリューム!

デザートはメープルシロップたっぷりの
メルバトースト

肉食女子、前菜からデザートまでしっかり食べて大満足。
がっつり食べて飲んで、厳しい寒さを乗り越えよう。


アメリカ人のJから写真が届いた。
イタリアの地中海沿いリヴィエラ海岸の街、マナローラの雪景色。
こんな温暖の避暑地に雪....びっくりだ。
なんて幻想的でキレイなんだろう。


また公務員のストライキ、デモ...ごくろうさま。


こんな寒さでも、問題を訴えるためには即座に行動するフランス人。
白い息をはずませるデモ行進をかき分け、急いでメトロの駅へ。
Nちゃんとのランチに遅れてしまう。
大慌てで待ち合わせの時間に無事到着。
というのも、ChristianConstantのレストランは予約を取らないので
昼の開店時間に行かないとすぐに満席になってしまう。
エッフェル塔に近いSt-Dominique通り、カフェ、ビストロ、
レストラン...とConstantの店が3件、どれも予約不可の人気店だ。
そのうちの1件、ストーブの鍋で料理されたココット専門店
Les Cocottesに行く。

寒い日はフランス人も鍋料理!

カウンタースタイルのモダン雰囲気

ハーブが効いたサーモンのパイ包み&バターライス

白身魚とじゃがいも...
焦がしバターの香りが最高!

噂どおり、Constantの鍋料理は見た目よりもずっと軽くて上品。
星付きレストランに匹敵する手の込んだ料理なのに、
気楽なのがいい。
すっかり身体も温まり、昼間からまったり気分になる。
コーヒーを飲み終えた頃には、席を待つお客が入り口にたくさん....。
大満足で混み合う店を出て、近所のカフェに移動。
ひさびさに逢うNちゃん、話は山のようにある。
あ〜、もう15時。昼はやっぱり慌ただしい。
また次回、今度は夜ごはんしようね。



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