風邪〜復帰

Fashion week...パリコレのメンズがはじまるというのに、

ひさびさに風邪でダウン。

先週は激しい咳と関節の痛みでほぼ使いものにならず、

ベッドの中でウダウダ...。

ここまでくると金時生姜の威力もさすがにとどかないらしい。

仕方がない。覚悟を決めてひたすら眠る眠る眠る。

おかげで今週はかなり回復。

さっそく、病み上がりの身体を優しく癒してもらおうと、タイ式

マッサージに駆け込む。

オイルをたっぷり塗り、まずは足裏から。

ふくらはぎ、太ももと上半身に向かってマッサージしていく。

タイ人の若い女のコだけれど、ものすごい力....時折あまりの痛みに

「やめて〜！」と悲鳴を上げてしまう。

たっぷり１時間。思わずウトウト...眠ってしまうような心地よさ

とは無縁。痛みから開放された喜びこそが快楽...？！

それでも施術が終る頃には身体がポカポカ...軽くなった気分。

癒されたのか、鍛えられたのか...なんだかな...。

近所にあるタイ式マッサージサロン。

日曜日の午後、友だちのデザイナーMのデフィレに出かける。

ホテルのサロンで行われたショウは、ヒップでロックでゴージャスで

いつものMらしくてとてもよかった。

black,black...そしてgold,metallic....

ホテルの窓辺...迎春の趣...

翌々日、日本から仕事で来ている演出家のNちゃんと食事をする。

なんとパリはたった１泊で、明日の朝には打ち合わせのためローマに

移動するという。

美味しいモノを知り尽くしているNちゃんだから、どこか気の利いた

レストランを....ってことで、あれこれ探していたらラッキーなことに

話題のレストランSpringの予約がとれた。

アメリカ人シェフのダニエル ローズ氏はかなりの日本通らしく、

食材選びや調理法、盛りつけにもその影響がみえる。

いわゆる今どきのフージョン系フレンチだ。

もちろん美味しいのだが....なんだろう。

新鮮さがあまりない。

凝りすぎていて、美味しいはずのものが素直に美味しいと

感じられず、なかなか予約が取れない店だけに、正直期待ハズレ。

それでも３本目のワインを開け、みんなでワイワイ業界ウラ話に

盛り上がる。

バブル期、ファッション黄金時代のまっただ中の、その最先端で

仕事して来た今宵の面々...ファッションが最もエネルギッシュで

無限の影響力を持っていたかのように思えた夢のような時代。

ショウに掛ける予算もスケールも桁違い、ミラクルの世界を共に

過ごした友だちだ。

昔を懐かしみながら...ホントに夢のような時代だったのだと

しみじみ思う。

店のデコはナチュラルでいい感じ。

カメラを忘れ、お料理の写真はナシ。残念！

翌日はデザイナーのM夫妻を招いて家ごはん。

ショウを終え、去年撮った初の映画もついに完成したそうで、

カンヌ映画祭への出品など、着々と夢を実現している様子。

やりたいことはまだまだたくさんあって、１０年先まで予定は

びっしり決まっているという。

いつ逢ってもポジティブで意欲満々なM。

わたしたちもじっとしてられない。がんばるぞ〜！

ガレット...今年もたくさん食べました!

頂いたBerthillonの焼き菓子。

濃厚なチョコレート生地にフルーツの大人の味。

展示会回り...知り合いのショウルームに顔を出し、ちょっとお仕事。

バイヤーの予算はどんどん縮小され、どこも現状は厳しい。

高い服は売れないし...ユーロ安、関税、TPPの問題...深刻だ。

ショウルームの中庭...気持ちのいい空間。

仕事の話もそこそこに、ランチはマレのイタリアン。

ひさびさのLittre Italy。

アトリエがマレにあった頃は、スタッフとよく来ていた手軽で

サンパなレストラン。

昼時、相変わらず混んでいる。

夫がついいつものクセで、生ハムや野菜のマリネがてんこ盛りの

アンティパストミストを注文する。

ちょ〜っと待った！　昼からワインはダメざんす！

てなわけで、ガス入りのお水を注文。

まだまだ今日はこれから仕事がたくさんあるからね。

前菜の後は、茄子とミントのパスタ。

夫はフンギポルチーニのクリームスパゲティを頼む。

さすがにランチからこの量は多すぎた。

パスタは完食できず、息子のおやつにemporter。

そんなこんなで、風邪はすっかり全快。

来週も元気にいきましょう。

ズラリ並んでワインを眺めながら...昼はお水。

ものすごいボリューム。これで一人前！　

茄子とミントのトマトパスタ。

フンギの濃厚クリームスパゲティ。