長旅の疲れもなく、早めの起床。
9時にはホテルを出て高松港へ向かう。
これからフェリーに乗って直島へ行くのだ。
宿泊はもちろんベネッセハウス。
ラッキーなことに、瀬戸内海が一望できる高台にあるオバール棟
の部屋が取れたのだ。
太陽に燦々と輝く瀬戸内海は、眩しいほどきれい。
緑に覆われた小さな島々がポツポツと点在し、なんとも麗らかな
風景。はじめての瀬戸内海にすっかり感動する。
作品にしているこの「家プロジェクト」。
まずは農協でパスを購入した後、昔ながらの風景を残す町の中を、
地図片手に1軒ずつ歩いて回るというもの。
なんて面白い企画だろう。
暑さなんて思わず忘れて、ワクワクしてしまう。
しかもこの家巡り、直島の町民が一体になって道案内やサービスに協
力を惜しまない。
路地のあちこちに立っている道案内のオジさん、「冷たいお茶ありま
す」と書かれた民家を入ると、町内会のオバちゃんたちが無料で冷め
たい麦茶を飲ませてくれるなど、島の人たちの温かさはお金に換えら
れない島の誇りだと感心した。
なんとピンクシャンパンでお出迎え?!
サンセットにはすこし早いけど、傾きかけた大きな太陽を眺めなが
らのんびりと過ごす。
夕飯はホテルのフレンチレストランで。
ステラマリスの吉野さんがプロデュースしているらしい。
日本人向きに繊細にアレンジされたお料理もサービスも、本当に素
晴らしかった。
ごちそうさまでした。
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