2010年10月19日火曜日

松茸ごはん


ミラノから友だちInésがパリに帰ってきている。
さっそくI家で一緒にごはんすることになった。

Inésは長いこと親しくしているフランス人の友だちで、Louis Vuitton
社のアクセサリー部門の責任者として今年からミラノに住むことにな
り、月に1度BFが待つパリに戻ってくるという遠距離恋愛生活を続け
ている。
南仏の貴族の生まれで、子供の頃から学校には行かず専任の家庭教師
と勉強し、エリート大学グランゼコールを卒業。いまもファッション
企業からのヘッドハンティングが耐えない才媛だ。
南フランス育ちらしい楽天的で快活な性格からはちょっとピンとこな
いけど、会社ではかなりエラくなってるらしい。


公私ともに20年来の友だちINES

Inésとは一緒に旅行もたくさんしている。
モロッコ、ヴェトナム、ニューヨーク、ロンドン.....一昨年は石垣島も
みんなで旅した。だから彼女の好きなモノも苦手なモノもみんなよく
知っている。
というわけで、今夜はI家の奥さまY子さんが久々に戻ってきた彼女の
ために、大好きな日本食でもてなしてくれることとなった。

湯豆腐鍋ではじまり、ふろふき大根のごま風味、イカの墨煮とInésの
好物が続く。
ミラノでは毎日100%イタリアンの食事で、パリのように日本食レ
ストランはないらしい。もちろんイタリアのごはんはどれも美味しい
から飽きることもないだろうけど....。


コトコト煮込んだ大根の優しい味
あっさり風味のイカの墨煮

そして登場したのが、なんと松茸ごはん!!!
ちょうど2日前に日本から戻ったI家の主M人が持ち帰ってきたばかり
の、ホンモノの松茸だ。
「ワ〜イ!」日本人の私たちはもちろん大喜びだけど、フランス人に
はこの素晴らしい香りも食感も判らないだろうな.....。
Ceppeのスペシャルだとかなんとか、一応説明してはみたけれど。


パリで旬の松茸が食べられるなんて...幸せ!

I家の愛犬モンティが肺がんを患っていることが判った。
この夏にはまだ元気でテーブルの上のサラミに飛びかかったりして叱
られてたのに、あまりに突然でビックリだ。
ごはんもまったく食べなくなって、いまは点滴でなんとか生きている
けれど、薬のせいかウトウト眠ってばかりいる。
犬の痛みは人間の5分の1くらいって誰かが言ってたけど(どうして
わかるんだ?!)、いまのところ苦しそうな様子はないから、
それが救いだ。

14歳のモンティ。
フラッシュが眩しかったね、ごめ〜ん。

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