2012年8月8日水曜日

ダブルごめんなさい ごはん


東京ではネットがまったく使えない。
困った。
いつも当たりまえになっている通信手段が突然なくなると、
もう不安でまったく落ち着かない。
パソコンを持って友だちの事務所にかけ込むと、来てる来てる
メールがどっさり! 
今夜は元パリ在の写真家、ヘアたちが集り渋谷でもんじゃを
食べることになっている。
家族連れ、総勢13人の宴会だ。
届いたメールをメックしていると...あれれ、明日の予定のO家の
お呼ばれが、今日になっている?!
ゲゲッ、1日間違えたらしい。
大慌てで電話すると
「そうだよ、今晩だよ。どうした?」とEちゃん。
すでに食事の準備を初めている様子...。
「いや...ちょっと時間を遅らせてもらえないかと思って...」
焦りまくりで頼み込む。
渋谷の宴会は18時半、O家の食事は20時に変更してもらった。
さて、どうしよう。
まずは幹事のAに連絡して....ところがこれがまったく通じない。
何度掛けても留守電になる。
そんなこんなで、電話やメールのやり取りでやあっという間に正午。

ひとまず落ち着いて...お昼は軽くお蕎麦でも。
麻布十番の更科へ行く。
お隣のテーブルで食べているアナゴ丼が、めっちゃ美味しそう。
軽くお蕎麦のはずが...しっかり丼ぶりセットでぺろりッ。

更科の御前蕎麦、美味しい

ド迫力の草間Vuitton!

幹事のAに電話が通じないことには...気分が落ち着かないまま
電話を掛け続けるが、相変わらず留守電。
仕方がない、こうなったらダブルディナーでみんなに
ごめんなさいしちゃおう。

18時半、渋谷のラブホテル街を抜けた裏通り...なんとも風情のある
佇まいの一軒家。昔は旅館だったのかもしれない。
和服姿の女将さんが六畳ほどの個室に通してくれる。

ラブホ街の中にポツリと一軒

箱庭を眺めながらもんじゃ

まもなく写真家のZ、ヘアのR司家族が到着。
事情を説明しゴメンなさいを言い続けていると...そんな時もあるさと
みんなメチャ優しい。涙
詳しい説明も求めず...きっと大切な食事に違いないと
悟ってくれたらしい。
生ビールを飲みながら、軽くもんじゃを食べる。
あんまり食べ慣れていないけど、けっこう美味しい。
特にカレー味がイケている。
次回はゆっくり、しっかりもんじゃを食べに来よう。

カレー&チーズ、イケる!

写真家ZとヘアのR司

ところでA...、携帯電話を仕事場に忘れたらしく、けっきょく事情を
知らぬまま約束の時間に1時間遅れで到着。
まったく彼女はいつもこんな調子であっぱれなのだ。
お互いにごめんね...を言いながら、5分ほど立ち話して店を出る。
みなさん、ホントごめんなさい。
これに懲りず、また今度ゆっくりね〜!

で、タクシーに乗り込み六本木のO邸へ。
ほ〜、さすが。セキュリティがすごい。
厳重なセキュリティを通ってエレベーターで高層階へ。
サロンの窓から180℃、まばゆいばかりの東京の夜景が...
素晴らしい。

既に到着していたNちゃん、Mちゃんと共に、シャンパンを。
さっきまでの慌ただしさとは別世界。
ここでも時間を大幅に遅らせた理由など誰も聞かず、まるで何事も
なかったように...優雅な時間が流れている。

こちらは銀座方面、奥にスカイツリーが

タイ風ピッザ。
甘辛味噌とこぶみかんの葉の香りが絶妙!

今夜は奥さまEちゃんのタイ料理。
和食、フレンチ、エスニック...と、長年通っている料理学校も趣味の
域を越えたプロ級だ。
つい数ヶ月前もタイ料理の先生に付いて、一週間の料理合宿のため
バンコックへ行っていたほどの本格派。

テーブルセッティングも美しく

前菜3種...

氷はシロクマくん!

タイのハーブをたっぷり使った甘鯛の蒸し焼

あっさり空芯菜の炒めもの

柔らかジューシー、鶏肉のマリネ

究極のタイカレー

噂には聞いていたけれど、ここはもうレストラン。
冷たいものは冷たく、揚げものは揚げたてを、化学調味料を
使わず、丹念に時間を掛けて作られたお料理はどれも
すばらしく、Eちゃんの繊細な心遣いと完璧さに思わず
ひれ伏してしまいそうだった。

レストランももちろんいいけれど、やっぱりお呼ばれで友だちの
ごはんをいただくのは、格別。
最高に楽しい。
お料理って、作った人の人柄がそくりそのまま出るものだから
意外な一面を知ったり、もっとステキに思えたり...間違いなく
今まで以上の親しみを感じることができる。
そういう気持ちを大切に、パリにもって帰ろう。
Eちゃん、Mさん、ありがとう!

手作りマンゴゼリー

VUITTONの水ようかん

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