2012年3月3日土曜日

我が家のちらし


朝、目を覚ましてびっくり。
外は眩しいばかりの白銀の世界。
夜明け前から降りはじめた雪は、さらに深々とやむ気配がない。
ニュースを見ると、すでにあちこちで電車が止まってる。
参ったな...今日は千葉に行く予定なのに。
出るに出られず、足止めされたまま...コタツに入って両親と
お茶を飲みながら電車の再開を待つ。

午後になってもまだ降り続く...

昼近くになってようやく東海道線が再開。
滑らないように慎重に歩きながら、駅に向かって歩く。
けっこうこれはこれで楽しい?!
ホームで電車を待ちながら、あまりの寒さに思わず自動販売機で
温かい飲みものを。
これがホカロン代わりになって、凍えた手を温めてくれる。
日本ってホント便利ね。

生姜、シナモン、カルダモン...
意外と美味しい

千葉に行く前に、ちょこっと銀座に寄ってショッピング。
息子はビッグカメラ、わたしはデパ地下...見たいものが違うので、
時間を決めて待ち合わせ。
そして雪の中、銀座まで歩いて来てくれたHくんと軽い仕事の
打ち合わせもする。
ふ〜、今日は午後からだけど、かなり飛ばしている。
やりたいことが着々とできて気分がいい。

銀座に来たら必ず食べるアスター麺

3月3日、桃の節句。
帰国するわたしたちのために、母がちらし寿司を作ってくれた。
我が家のちらしには、甘辛く煮た胡桃がたっぷり入っている。
これはお祝い事にいつも作ってくれたおばあちゃんの味。
だからわたしもこの味をパリで引き継いでいきたいと思う。

ほろ苦い春の味、ふきのとう

桜の花も添えて...

ほどよく脂がのったノドグロ、
しあわせ〜。

Tさんが行列に並んで買ってくれた
音羽の豆大福、桜餅

桜餅...道明寺も外せない♡

そんなこんなであっという間の日本滞在。
けっきょく友だちには逢えぬまま、義父を見舞うために実家を
往復しながら、いろいろ考えさせられることが多かった気がする。
いままでは自分たちのことを中心に考えてきたけれど、
わたしたちを取り巻く環境が微妙に変わってきて、遠く離れた
パリにいるから仕方がない...では済まされなくなってきた。
両親の姿に自分たちの将来も重ねてみたり...。
わたしたちもそういう年齢になったということか。

なんてことを考えながらも、パリに戻ればまた慌ただしい
現実が待っている。
ぼんやりなんてしてられない。
一日一日を精一杯、生きるってその積み重ねだよね。

茅ヶ崎海岸、江ノ島、逗子、葉山...

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