東京から来ているO夫妻を交えてのごはん、I家にお呼ばれする。
夕べに引き続き、またまたM家も一緒。
超セレブな奥さまのE美ちゃんは、ご主人より一足先にパリに
入り、先週すでにSOLAで一緒に食事をして3月にあった地震の
恐〜い話をいろいろ聞かせてもらったばかり。
その日、杉並の老人ホームに慰問に行っていたE美ちゃんは、
木造建築の激しい揺れの中で、自分はこうやって死ぬ運命だったのか
と覚悟したと言う。
地震、津波、原発....気が沈むようなニュースばかりの日本だけれど、
相変わらず元気満々、アクティブなE美ちゃんに会ってちょっと
勇気付けられた思いがした。
その食事の翌々日、E美ちゃんは現代アートの国際美術展示会
ビアンナーレのためベニスに行き、ロンドンで仕事を終えた
ご主人Mさんとパリで合流するということで、久々の友だち夫妻
揃ってのごはん会となった。
20歳ほど年の離れたO夫妻には子どもがいないせいか、お互いに
労り気遣い合いながらも、自由でコスモポリタンな大人の余裕が
漂っていて、ステキだな....と憧れてしまう。
ステキな夫婦は他にもいるけれど、子どもがいる夫婦にはきっと
築けない夫婦のかたち....ある意味ものすごくピュアな関係....
自分には手に入れられないものだから、羨ましく感じるのかも
しれない。
A TABLE!!
I家の奥さまY子さんの呼びかけで、テーブルに。
マデラ酒の香りがする塩加減も抜群のフォアグラ、茹でたての
白アスパラをオランディーヌソースと一緒に頂く。
Y子さんのお料理は、プロの料理人も絶賛する。
季節の食材をシンプルに、家庭料理のスタンスで最高に美味しく
仕上げる腕はお見事だ。
あれれ〜、食べるのに夢中でまた写真を撮るのを忘れてしまった。
一同、歓声の声が。
パリ一番の魚屋、RUE DE BACでソヴァージュの半身を手に入れた
らしい。
これをシンプルに塩こしょうしてグリルして、凍らしたレモンの皮の
ソルベが添えられている。
養殖のサーモンによくある無駄な脂肪や臭みが全くなくて、レモンの
酸味がキリッと引き立てている。
ソヴァージュのサーモンは、いまが最も旬なのだそうだ。
付け合わせのインゲンも程よくアルデンテ。
自然の甘みが優しいプティポアも青々と....初夏の香りがして
あ〜、幸せ!
食事が終わって、Nちゃんが持って来てくれたAOKIのガトーを
みんなでちょっとずつ、いろいろ食べ比べる。
小豆、スダチ、柚子....日本の食材を上手く使ってどれも繊細で
おいしい。
ムッシュたちは再びグラス片手に葉巻きをふかし、マダムたちは
おしゃべりに....。
今夜もまたまた....。
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