2010年6月27日日曜日

送別会

昨日は息子の日本語学校の最終日。
年に一度の音読発表会があり、子供たちの朗読を聞く。
みんな一生懸命で微笑ましい。
父兄たちは、それぞれビデオカメラで子供たちを撮影
している。

夜はY家の送別会。
なんと国虎屋2貸し切りの盛大なもので、この日のため
に大人も子供も数ヶ月前から準備していた、この夏一番
の大イベント?!なのだ。

口の中でとろける子牛のたたき
唐揚げに夏野菜のマリネ
締めは冷たいうどん。絶品でした!

ヴァカンス前、パリコレ真っ最中のみんな忙しい時期だ
けど、全員参加。
さすがこのメンバー、意気込みといったら半端じゃない
のだ。

お料理も素晴らしく、夏らしい涼しげな前菜の後は、繊細
なお肉料理。そして締めはもちろん讃岐うどん。
1号店とはまた違う雰囲気で日本料理を極める国虎屋2、
パリにこうした本物のお店ができたのは、本当にうれしい
ことだ。

Y家のTちゃん、Yちゃん、Sちゃんを囲んで、みんなの愛が
いっぱい、友だち、家族っていいな....としみじみ思う、とて
もいいパーティーだった。



家族で記念撮影。ハートの裏にそれぞれのメッセージが書いてある






2010年6月25日金曜日

ROCK YOU

日本に出発するまで、あと数日。
急に忙しくなってきた。
旅支度だけじゃない。
家をひと月半も留守するするというのは、主婦にとって
大変なこと。優先順位を決めて、効率よく時間を使わなくちゃ。


パリにありそうでないのが人気の理由?!

午前中の回廊はひんやり静かで別世界

午前中は友だちのブティックに取り置きしてあったバッグを
取りに、Journal Standard Luxeまで自転車で行く。
パレロワイヤルの回廊にあるこの店、上質な自然素材を贅沢
に使った品揃えとアンティークの雑貨がステキに調和して、
オシャレなパリマダムにもとても人気がある。
このお店を仕切るM奈ちゃんは、夕べもワールドカップ日本
対デンマーク戦を、枝豆をつまみながら一緒に応援した友だち。
だけど今日はゆっくり話す間もなく、支払いを済ませて
Bon vacance〜!! で慌ただしく店を出る。
お次はMerciへ、友だちのお土産を探しに。
ここも今日からソルドで、ものすごい人。相変わらずの人気だ。
ひととおり見て回ったけれど、気に入ったものはソルドになって
いなかったりで、結局何も買わずに店を出る。
つぎにお隣のBON TONへ。
子供の雑貨が充実していて、見ているだけでも楽しい。
かわいい塗り絵を見つけて、即買い。
いいな、いいな。
こうやって探してたイメージにぴったりのモノが見つかると本当
にうれしい。大満足だ。
帰りがけに近所の雑貨屋をいくつかのぞいて、キッチン雑貨etc
のお土産を買い足す。

夜は友だちM穂ちゃんが息子のJと一緒に遊びに来る。
今夜は夫が仕事仲間と外食で留守なので、久々のgirls nightだ!
なんだかうれしくて、ウキウキ気分。
別に夫がいない方がいいってわけじゃないんだけれど、女同士
じゃないと盛り上がらない話もあるし、たまにはそんなお気楽な
会もいいものだ。
どんなに忙しくても、こういう楽しい時間は何よりも優先させる
主義?! そのための労力は全然惜しまないのだ。
少し遅れてR美ちゃんが缶ビールを抱えて到着。
週末から始まるパリコレのため、超過密スケジュールらしい。
いつも電話やメールでやりとりしているけれど、それぞれ忙し
くてなかなかタイミングが合わず、久々の顔合わせとなった。


前菜からパスタまで、今夜は暑いからぜんぶ冷たいもの

暑い日はマカロンもちょっと凍らせるとおいしい


子供たちはサッカー観戦。
大人はテーブルを囲んでおしゃべり。
そう、今夜は偶然にも3人揃って男のコの母。
年齢は少しずつズレているけれど、これはホントに珍しい。
近頃、男のコよりも女のコの方が圧倒的に多いのは、出産ブーム
のフランスも同じだ。
男の子がいかに危ういか...を思春期を迎えた息子を持つR美ちゃん
が実例を交えてあれこれ話してくれる。
なるほど.....そんなに遠い話じゃないなと、深く考えさせられる。
うちの息子はいま11歳で精神的にも少し幼稚なので、まだ扱い
やすいけれど、小さい頃に比べると確かに口数は減ってきている
ような気がする。
家にいるよりも学校で過ごしている時間の方が長いのだし、親の
知らない彼の学校生活があって、そこで喜んだり苦しんだり様々な
ことを考えながら、日々成長しているのだ。
子供の心の中を全部知ることはできないけれど、息子の話を聞いて
いると、いかに学校での時間が充実しているかよく判る。
こうして日頃から子供が親に学校や友だちのことを話し、家に友だ
ち連れて来ていたら、微妙な心の変化にも気付いてあげられるんじゃ
ないだろうか。そして少し距離を持ちながら、適切なアドバイスが
できるんじゃないか。
そんなことを考えながら、近い将来、声変わりしてヒゲなど生えは
じめた我が息子の姿を思い浮かべてしまった。

すっかり話し込んでいたら、いつの間にかサッカーは終わっていた。
食事の後はサロンに移動して、デザートを食べながらまったりリラッ
クス。なぜだか会話は突然、QUEENの話になる。
そして息子がバタバタとFreddie Mercury追悼コンサートのDVDを
入れてくれた。

92年にロンドンのWembley Stadiumで行われたこの追悼ライヴ、参
加したミュージシャンの顔ぶれがスゴい。
Axl Rose,Robert Plant,Elton John,George Michael,Slash,David Bowie,
Roger Daltrey,Seal,Mick Ronson,Jeams Hetfield,Joe Elliottなどなど...
スタジアム級のスターばかりだ。
おそらくこんな豪華なトリュビートはもう2度とないかもしれない。
ボヘミアン ラプソディの旋律をElton Johnが弾き、Axl Roseがスタン
ドマイクを持って爆音とともに登場したところで、我が家のサロンは
一気にヒートアップ。ライヴ会場と化する?! 
「Yeah!Ax〜l!」もうカッコよすぎ!
We will rock youが終わり、ラストのWe are the championsに登場する
Liza Minnelliが鳥肌ものの素晴らしさ。周囲のスターたちが霞んで見え
てしまうほどの、圧倒的な存在感でステージのトリを飾るのだ。
子供たちも食い入るようにステージの世界に入り込んでいる。
うちの夫はこのビデオを見ながら涙をボロボロこぼしていたけれど、よ
くわかる。感動でもう胸がいっぱいになって、震えてしまう。

「エンターテイメントって心のより処、なくてはならないものだよね〜」
とM穂ちゃんが言う。
本当にそうだと思う。
癒されたり、元気をもらったり.....ふっと現実から抜け出して、心の栄養
をいぱいににして、明日も生きていくのだ。
うん、そう。音楽って最高だ!!







2010年6月24日木曜日

キノアのタブレ

連日の外食、暴飲暴食?にさすがの胃腸も少々お疲れ気味。
気のせいか、身体がもっと優しいものを〜!と悲鳴を上げて
いるように感じる。
それはそうだ。食べたいものを好きなだけ食べていていい
わけがない。時には身体の声に耳を傾けてあげなければ....。
そんなことを考えて、今日は久々に家ごはんとなる。

薄ら寒いFETE DE LA MUSICが終わった翌日から、案の定
パリは真夏のような素晴らしい快晴が続いている。
なにかさっぱりとしたサラダっぽいものが食べたい気分。
ハーブをたっぷり入れて思い切りヘルシーにして......。
そうだ、今夜はキノアのタブレを作ろう。


プツプツの食感がくせになる

キノアのタブレ
 
材料/4人分
キノア       1カップ
干しレーズン     大さじ2
アーモンドスライス  大さじ1
バジリコ       1束  
イタリアンパセリ   1束
オリーブオイル    大さじ2
メープルシロップ    小さじ1
レモン汁       好みで
塩、こしょう     適量

1.キノアはよく洗って、メーカーの表示に合わせた分量の
 水を加えて炊く。炊きあがったキノアは冷ましておく。
2.干しレーズンは水少々を加え、軽くレンジにかけて柔ら
 かくして、大きめのみじん切りにする。
3.バジリコ、イタリアンパセリは細かいみじん切りにする。
4.ボウルにキノア、レーズン、その他の材料を全部入れて
 よく合える。塩、こしょうして味を整える。

キノアは南米アンデスの穀物で、アミノ酸のバランスがとて
もいい健康食。プツプツした食感がクスクスに似ていて、
子供たちにも人気なので、うちではサラダやリゾットにした
りとよく食べる。自然食品を扱うお店では豆類とお米をミッ
クスしたものなど、キノア関係の食材が充実していてとても
便利。
またどんなハーブも合うので、コリアンダーやレモングラス
でアジア風にしても面白いし、中に加える野菜によってレシ
ピの幅も広がります。お試しあれ。


キノアは小麦アレルギーにも安心できる穀物

2010年6月23日水曜日

ライヴ/STONE TEMPLE PILOTS

たくさんの名ライヴが行われた伝説のバタクラン


今夜は久々のライヴ。
Stone Temple Pilots、しかも場所は伝説のライヴ会場Bataclan。
これは絶対に見逃せない、お宝ライヴだ。
Stone Temple Pilotsは90年代のグランジを代表するサンディ
エゴのバンドで、当時は絶大な人気だったのだが、メンバーの
ドラッグ問題などで解散状態に....。そして10数年経ったいま
同じメンバーで再結成となったのだ。

開演時間20分前にライヴ会場に着くと、すでにものすごい人。
ドイツやイギリスからこのライヴのためにツアーバスが何台も
来ていて、再結成とはいってもさすがの人気。
軽くとなりのカフェで1杯飲んで、会場へ。
う〜ん、熱気ムンムン。オープニングを待つこの雰囲気、大スキ。
最前列を目指して、人の間を押し分け進んでいく。
この辺のゆるさは、フランス人のいいところ?!
後から押し入ろうとする私たちに、文句も言わず場所を空けて
くれる。でも最前列だけは特別で、ここを陣取っている人たち
は、開演の何時間も前から並んで、会場と同時に真っ先に最前列を
目指す。ビールなんて飲んでトイレに行きたくなってしまったら
大変だから、それこそノドが乾いても、飲まず食わずでじっと開演
を待つ。そう、気合いが全然違うのだ。

お腹ポッコリもご愛嬌?!
汗が飛び散る白熱のステージ
10本近いギターを持ち替えてプレイしたDean

客電が落ち、懐かしい昔のヒットソングでオープニングがはじ
まった。お客の年齢層は意外と高く、35〜45歳のグランジ
世代が多いが、中には10代のRockキッズの姿も。
久々に見るバンドのメンバー.........様相が著しく変化していているで
はないか。ボーカルのScottのお腹周りはポッコリ! ギターの
Deanは逆に渋みを増していい雰囲気だけど、ちょっと寂しい気分。 
それでもパワフルなステージは円熟さを増し、SEX TYPE THING
の時はもう最高潮。素晴らしかった。

2時間近いライヴが終了したのは23時すぎ。
もう汗だくでヘトヘト。まるで一緒にステージを終えたような
脱力感.....。
ライヴって本当にいい。現実なんて全〜部忘れて、あるのは目
の前のステージの世界だけ。


若者たちはライヴの後、このバスで自国に帰っていく。

暑くも寒くもない、涼やかな風が心地いい夜。
ライヴの余韻に浸りながら、1時過ぎまで友だちとテラスでおしゃ
べり。いい夜だった。















2010年6月21日月曜日

お土産

ブロシェットは焼き鳥、ブダンは腸詰めソーセージ

日本へ帰国る前になると、いつも頭を悩ませるのがお土産。
パリにあって東京にないものなんて、もうないんじゃないかと
思うほど、何でも揃っている。
壊れモノはエアクッションで包んで、生モノは真空パックにし
て大事に持ち帰ったものが近所のスーパーに並んでいたりする
と、本当にがっかりする。
だからといって、手ブラというのも寂しい。
1年ぶりに帰るんだもの、なにかちょっとした手土産を持って
帰りたいと思う。

あれこれ考えた末、結局落ち着くのはいつも食べモノだ。
うれしいことに、フランスはグルメの人に喜ばれる食材が山ほど
あるし、そうでない人にもパッケージのかわいいお茶やお菓子が
たくさんある。
そこで必ずお世話になるのがBON MARCHEの食品館 La grande
epicerie。有名ブランドはもちろん、産地直送の限定食品などここ
で大抵のものは揃ってしまう。

それでも夏場だから、選ぶモノは限られる。
チョコレートは溶ける心配があるし、生ハム類も要冷蔵だからすぐ
に会う人でないと難しい.....。しかもお土産の数は40個近い、予算
にだって限りがある。
そんなことを考えながらウロウロすること1時間半、取りあえず
すぐに会える人には真空パックになったタパス、それ以外の人に
はお茶、ハーブ系の調味料、焼き菓子など.....と取りあえず落ち着く。

レンジで温めるだけのこのタパス、ブロシェットやブダンなど6
種類ほどあって、味もなかなか本格的なのだ。
パッケージのデザインもかわいくて、値段も1.9Eurosと手頃。
2、3個セットであげてもいいし、ワイン好きの友だちにぴった
りのお土産が見つかって、ホッとひと安心。
でもこのタパス、要冷蔵なのですぐ会える人に限定されるのが
残念だ。


夜10時過ぎ、カフェの外にも人が溢れている

夜は食事の後、ひさびさにマレ界隈を散歩する。
今夜は夏至。一年で一番日が長いこの日、フランスではFETE DE
LA MUSIC という音楽祭がある。
プロもアマチュアも、街のあちこちで夜遅くまで音楽が流れている
楽しいお祭り。でもなぜか毎年、天気が悪い。
今年も雨こそ降らないものの肌寒く、見物人の中にもコート姿が目
立った。ビールの売れ行きも、いまひとつだったんだろうな......。


真新しいギターが微笑ましいリセのboysバンド

さすが年期の入ったおじさまバンドは上手い

2010年6月20日日曜日

日曜日のマルシェ

シャクヤクやバラは10本で10〜15ユーロ

木曜日と日曜日の週に2回、近所に大きなマルシェが出る。
パリで最も規模の大きい市場らしく、食材を中心に250件近い
店が連なり、近所の住民だけでなく、カメラ片手の旅行者も多く
それはそれは活気があっておもしろい。

今が旬の見事な新ニンニク


我が家からマルシェまでは、歩いて3分の距離。
市場の活気が聞こえて来るような気がして、日曜日の午前中は
いつまでも寝坊していられない。起きるとシャワーを浴びて、
すぐに買い出しに走るのが日課になってしまった。


アーティチョーク、インゲン、ズッキーニ.....
アスパラの季節もそろそろ終わり


一番の目的は、なんといっても魚屋。
パリは新鮮でいい魚を見つけるのが難しく、なん件かいい魚屋も
あるのだが、あまりに値段が高くて普段はなかなか手が出せない。
なのでマルシェに行くと、まずはいつものお気に入りの魚屋へ直行。
イワシやサバなど青魚ものを少し買い、その季節の白身系の切り身
を買い足す。1週間分をキレイにzipロップに小分けして、冷凍庫に
ストックしておくととても便利なのだ。
魚屋の後は八百屋。
季節を感じるには、マルシェの八百屋に行くのがいちばんだろう。
あるある....春から初夏にかけて旬の、色とりどりの野菜が溢れている。
今晩は何を食べようかな〜? 
ワクワクする楽しい時間なのだ。






2010年6月18日金曜日

I家のごはん


夕べは日本食レストランKAIで、日本から来ているJくんとその
仕事仲間たちと食事。ひょんなことからI夫妻&アシスタントく
んも合流することになり、予定より大人数でシックなレストラン
がいきなり居酒屋状態?で、大いに盛り上がる。
店の女将K子も久々に上機嫌で、intimeな楽しい夜だった。

夕べの余韻を引きずりながら、今夜も同じ顔ぶれでごはんをする
ことになり、I夫妻のお宅に向かう。

I家と我が家はヴァカンスやお正月、クリスマスのような節目
の時には、いつも一緒に祝う間柄。何かと頼りにしている親し
い友だちだ。
ご主人のM人さんはヘアアーティスト、アート系の学校に通う
一人娘のAちゃん、奥様のY子さんは料理上手で有名で、いつも
気さくにごはんに誘ってくれる。

到着すると、既にみんなシャンパン&アペリティフがはじまっ
て、話題は当然のように前日のワールドカップ、フランスの
敗戦について。フランスはかつての優勝国なのに、今回はいま
ひとつ盛り上がらない、みんなもう冷めてしまっているようだ。

プリプリのイワシのマリネ

「A table!」 の声でテーブルへ。
今夜は和食。イワシのマリネ、白アスパラの前菜がテーブルに
並ぶ。I家はお料理だけでなく、器や盛りつけにもセンスがあっ
ていつも楽しみだ。そう、M人さんは趣味で陶芸をやっていて、
週末を過ごすフォンテンブローの田舎の家には、アトリエと窯
を揃えるほどの熱の入れようで、かなり本格的に器を作ってい
るらしい。
この田舎の家もとてもステキなので、次の機会にまた紹介した
いと思う。

人が集まるときにピッタリの大皿料理

続いて古伊万里の大皿に盛られた豚しゃぶ。
ショウガと大葉の薬味が効いていて、夏にぴったり。
お肉もすすむ。
シジミごはん、焼き海苔、昆布の佃煮.....とパリではなかなか手に
入らない和の王道に、身体も心もほっと落ち着く気分。


今が旬のさくらんぼ

子供たちはパソコンで仲良くお勉強?!

夫婦ともに人をもてなすのが好きで、I家にはいつも人が集まって
いる。そして来た人みんなが美味しく楽しく、居心地よく喜んで
帰って行く。
おそらくこの家は、こうやって人がいつも出入りして楽しい時間を
過ごして行くことで、自然といい気が流れているのだと思う。
それが人を心地よく、また来たいと思わせるのだろう。
特別なことをするわけじゃない。肩肘張らずに、普段のI家のごはん
にちょっと仲間入りさせてもらったような...そんなホッとした時間
を自然にもてなせたら本当にステキなこと。

我が家もさりげなくできるようになりたいと思う。