2010年6月11日金曜日

ナポリおやじのイタリアン


近所にナポリのイタリア人がやっている、けっこう美味しい
と評判もイタリアレストランがある。
20人も入れ満席になってしまうほどの狭い店内は、ほとんどが
常連客でいっぱい。カードは使えない、受け取るのは現金と
小切手のみ。それでも夜は予約をしないとコンプレ(満席)な
ほどの人気だ。

ご近所なのでちょっと気軽にイタリアンという時に我が家も
月に1、2度食べに行く。メニュには野菜や魚介を基本に、
イタリアンの定番メニュが並んでいるが、その日の素材やオヤジ
の気分で内容は微妙に違っていて、毎回意外な組み合わせの発見
があっておもしろい。

ボリュームいっぱいのアンティパスト

今日は美味しいモノ大スキ友だち、N子ちゃんとM理ちゃん、
その友達で日本から来ているY子さんとランチ。
「お腹ペコペコ〜!」
席に着くと同時に、メニュも見ずにまずは前菜の盛り合わせ、
アンティパスト ミストを注文する。
田舎パンの上にトマトとニンニクがのったブリュスケッタに、
モツァレラや生ハム、野菜のマリネがどっさりのった大皿が登場。
マリネはオリーブオイルと塩味が程よく、野菜の甘みが絶妙な
バランスだ。
これだけの種類の野菜のマリネを家で作るのは大変だ。
だから私はイタリアンに行くと必ずこの前菜をまず注文して、その
店の評価を決める。それほど店によって酸味が多すぎたり、ナマっ
ぽかったり、漬かりすぎてたり違いがある。そう、漬け物のように。
その点で、このオヤジの店はパーフェクト! 
私の好みにピッタリなのだ。


大皿を前に食事しながら、私たちの話題は食べモノ〜美容ネタと
話が尽きない。女友だちとのこんなお気楽なランチは、最高の
ストレス解消でエネルギー補給となる大切な時間だ。

アスパラと生ハムのパスタ
魚介のパスタもフライパンごとド〜ンと!

そしてパスタがフライパンごと登場。
アスパラとプトシュートのタリアテーレはオリーブオイルとパルミ
ジャーノでさっぱりシンプル。麺の茹で加減は、さすがナポリ人。
絶妙な頃合いだ。
もうひとつのパスタ、魚介のパッパデーラはアサリにムール貝、
ラングスティーヌがどっさり。ちょっと4人で頼みすぎ?! 
さすがの私たちもあまりのボリュームにビックリで、魚介だけ拾って
食べることに....。ごめんなさい。

花屋の店先にも初夏の香り

ランチの後は少し身体を動かさなくちゃ。
食べすぎた胃腸の消化も兼ねて、少し近所をブラブラ散歩する。
花屋の店先には紫陽花、朝顔、桔梗、野バラ、ジャスミン....
初夏の涼しげな花が並んでいる。

パリの夏は短いけれど、爽やかで清々しい。
そんな気持ちのいい午後だった。














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