2012年2月28日火曜日

初桜


日本の楽しみは数多くあるけれど、なかでもコンビニは外せない。
特に用もないのに、見つけるとつい立ち寄って新登場のお菓子や
アイスクリームを買ってしまう。
今回のヒットは、なんといってもこれ。
明治と亀田の名コラボ商品「柿の種クランチ」だ。
サクサクの焼き菓子とチョコレートに包まれた香ばしいアーモンド、
その周りをさらに粗挽きした柿の種がコーティング...
見事なコラボレーション。
もうひとつ食べてみたいと思いながらも、勇気がなくて手が
出せないのが「濃厚ベルギーチョコまん」。
見るからにカロリー高そうだ...危険キケン!



トイレにこんな文字が。
寝込む人など、いるんだろうか...?!


父の車でふた月遅れの初詣に行く。
途中、やきいもののぼりに誘われて、ちょっと寄り道。
忘れていた冬の醍醐味...黄金色に輝く熱々のお芋をみんなで
頬張りながら、なんて平和なんだろうと一瞬思う。



七五三、成人式と...寒川神社

真剣におみくじを読む...

息子が夢に見た
みたらし団子

神社に来ると自然と背筋がシャンとのびる。
とくに冬のお参りは心が引き締まるようで、清々しい気持ちになる。
家族の健康、息子の学業、商売繁盛...どうか穏やかで平和な日々が
続きますように...手を合わせてしっかりお願いする。

帰り道、父が川沿いに咲く早咲きの桜を見に行こうを言い出し、
少し遠回りして立ち寄ってみる。
今年は寒くて、桜の開花が例年よりも遅れているというが...。
寒空の下で健気に咲いている桜がひとつだけ。
なんてきれいなんだろう。
爛漫と咲き誇るよりもずっと心に残る、今年の初桜だった。

寒空の下に咲く奇跡の桜...

2012年2月25日土曜日

えぼし


近くに住む妹夫婦を誘って地元の居酒屋「えぼし」に行く。
ここは茅ヶ崎で捕れた旬の魚や野菜を食べさせてくれる、地元では
知らない人がいない人気店だ。
外食嫌いの父はいつものように家で留守番.....主が抜けてるけど、
今夜は家族みずいらずのスッピンごはん。いいね〜。

黒ムツとヒラメの刺身

ホタテの刺身

当然、タコ唐

それぞれ食べたいものを注文...みんなでワイワイ飲みながらつまむ。
そろそろ生ビールから焼酎に変えて...
妹はなんだか小ジャレた色つきの酎ハイだか梅酒?を飲んでいる。
ったく...日本女子っぽ〜い(べつにいいんだけど)と絡みたくなる。
ヤバ。

妹のご主人、Tさんは進学校の教師。
今日は東大の入学試験日だったらしい。
合格祈願のチョコレート、キットカット(きっと勝つ?!)を
手渡して生徒たちを送り出したという。
かわいい!(涙)

ロブスターのガーリックマヨネーズ焼き

名物、いわしと生姜のつみれ

海鮮ちじみ

カニクリームコロッケ

毛ガニたっぷりごはん、絶品!

ピリ辛青唐辛子と地のりのごはん

2012年2月24日金曜日

築地市場


年明けから体調を崩して入院している義父を見舞うため、
息子を連れて急遽日本へ帰ることになった。
幸い容態はずいぶん落ち着いてきたけれど、なにしろ80歳を
超える高齢。なにがあってもおかしくない。

この季節、2月の日本は何年ぶりだろう。
それにしても日本の家ってこんなに寒かった?!
部屋を一歩出るたびにス〜ス〜、肩が凝るのなんのって。
どこにいてもポカポカ中央暖房の生活に慣れてしまったせいか、
それとも歳のせいか...日本の寒さは身体に堪える。

千葉と実家のある茅ヶ崎を行ったり来たり...
今回はお見舞いと介護に来ているんだし...
ヴァカンスのようなヴァカンスでないような...。

実家に戻った翌日、気を取り直して母と築地に買いものに出かける。
一時ほどの活気があるようにな見えないけれど、イキのいい
美味しそうな魚がキラキラ輝いている。
あれもこれも...もうみんな欲しい、食べたい!

築地場外の市場

干物がたくさん...パリにもって帰りたい!

北海道産の毛ガ二

たっぷり脂が乗った冬の魚たち

明太子もサービス大盛りだって!
日本っていいね〜。

2012年2月14日火曜日

St-Valentin


ようやく寒さも落ち着いてきたけれど、天気はいまいち。
どんより鈍い雲に覆われた空に、小雨がときおりパラパラ...。
あ〜、気が滅入ってくるけど、これがいつもの冬のパリなのだ。

Fuchsiaのバラが一番すき!


午前中、あれやこれやの雑用のため、傘をさしながらマレを歩く。
いつもは自転車でサッと通り過ぎる見慣れた街も、ちょっと視点を
変えるだけでまったく新鮮に見えるから面白い。
撮影に使えそうな雰囲気のいい場所がたくさんあって、思わず写真を
撮りたくなる。

なんとも味のあるmur...マレらしくてステキ。

ギャラリーの外壁も...イケてる。

路地裏にはこんなところも...。


夜はI家にお呼ばれ。
パリと京都の半々で暮らしている陶芸家のMさん、Nさんも一緒。
料理上手のY子さんの手料理をいただきながら、ここでも話題は
美味しいもののはなし。
マンダリンホテルの飲茶は最高だ。
Enfants-Rougesの魚屋は悪くない....などなど。
みんな食べることに対するエネルギーは、ハンパじゃない。
類は友を呼ぶ?! 
それともパリの日本人だけに共通することか?!

インテリア雑誌も紹介されているI家のサロン

カリッと揚がった海老のフリット

根セロリとカボチャのポタージュ

ぷりんぷりんのイカの墨煮

レンズ豆と雑穀米の炊き込みピラフ

ここでもipad...
なぜか初代オロナインのCMを見ている?!

今日はヴァレンタインディ。
フランスでは義理チョコはないけれど、カップルがお互いに
プレゼントを贈る。
日本と同様に、花屋とチョコレート屋は大忙しだ。

昼間、友だちのご主人Aから相談の電話があった。
「エステかマッサージを贈りたいけど、どこがいいかな」
わ〜、優しい。いいな、いいな。
今年は夫が日本に行って留守だから....ないもない。
まあ、いいんだけど。

息子が今日はやけに上機嫌で、なにも語らないけれど
いいことがあったらしい。
それはよかった。
母もなんとなくうれしい。♡

Da RosaのPain d'epices、
ジンジャーが効いてメチャおいしい。

M人がもらったチョコレート

2012年2月12日日曜日

寒いさむい〜2


寒いね〜」
なにを置いても開口一番、みんなこれが挨拶代わりになっている。
今朝も気温は、−7℃。
ここまでの寒さは、長いパリ生活の中でもホントに珍しい。

ようやく日が昇る頃...
ピ〜ンと張り詰めた空気が気持ちいい。

雪が氷になってツルツル...。

土曜日の夜、いつもの仲良し最強女子が
我が家に集まり、女子会。
みんなそれぞれ子どもを預け、ちょっとだけオシャレ?して
ワイン持参で続々と到着。
さっそく乾杯〜をして、Nちゃんが持って来たチャート式の
健康チェックをはじめる。
肉付きは、固い?柔らかい?
髪は、薄い?多い?
顔は、丸顔?面長?...など19項目の質問に答えて、身体の体質が
陽性または陰性かを判断するというもの。
「私は丸顔〜!」とMりちゃんが言うと
「違うでしょう、四角だよ〜!」
「肉付きはけっこう固いよ」と誰かが言えば
「エ〜ッ? プニュプニュ〜!」と茶々が入る。
本人が自覚しているのと他人から見るのは、違うらしい。
大盛りあがりで、カナッペから身を乗り出すHちゃん...。
結果、陽性は栄養、熱、老廃物を身体にためやすい体質、逆に
陰性は栄養、熱が足りず各器官の働きが鈍っているらしい。
でもさすがは最強女子のみなさま...ほぼ半数以上が
プラスマイナス0の優良体質だった。
BRAVO!!

飲んで食べて笑って...
心も身体も優良です!

お鍋の前に、ほっこり和みおばんさい...

AOKIの極うまシュークリーム!


ワイワイみんなでお鍋を囲んで....毎度のことだけど、この関係は回を
重ねるごとに揺るぎない不動のものになっているかもしれない。
女子7人...深夜1時過ぎまでいつになく深〜く話し込む。
ふさぎ込んでいるとき、心が折れそうになったとき...
女友だちの存在はどれほど心強いことだろう。
そんなみんなの愛がいっぱいの優しい夜だった。

翌日、S家にお泊まりに行っていた息子の帰りを待って、昼過ぎから
ふたりでT家へ。ランチにお呼ばれする。
Jが首を長〜くして待っていてくれたらしい。
さっそくパパ、Zのお手製のちらし寿司と黒ごま仕立ての
お吸いものを頂く。
ふ〜ッ、身体が温まる。
小学生のJと学校の話をする息子。
静かに耳を傾けていると
「中学生になったら勉強がもっと大変になるから、いまのうちに
しっかりやれよ」と叱咤している。
ほ〜、いまになって後悔しているのかい?!
兄貴面して...かわいい。

食事の後、カナッペに移動してシャンパンをチビチビ飲みながら
Zが脚本、監督を務め1年掛かりで撮った映画
「Paris Tokyo Paysage」を観せてもらう。
坂井真紀ちゃんがハマり役で、なかなかいい。
もうすぐフランスでの配給会社も決まりそうだとのこと。
楽しみだ。

マグロ、トロトロのサーモン、イクラ、馬糞ウニ....
おいしい!


新しいフレーズが...
ニルバーナみたいでいい感じ。

T家を後に、夕暮れの中をテクテク歩いてM家へ。
凍り付くような寒さだけど、澄みきった空気があかりを灯したパリを
より美しく夢幻にみせてくれる。

「軽〜く食べていく?!」のお誘いに甘えて、夕食をいただくことに。
突然お邪魔したのに、さすがNちゃん。
キッチンに立ち、ササッと数品のつまみと料理をつくる。
夕べも一緒だったのに、またまたおしゃべり...はなしは尽きない。

まったり... ほっこり...いい日曜日だった。

ナポレオンのお墓、アンヴァリッド

街灯に浮かぶエッフェル塔

またまた和み系おばんさい料理...しあわせ〜。

仲良くパソコン。




2012年2月8日水曜日

寒いさむい〜


連日、氷点下の極寒が続いているパリ。
ここまで冷え込むと、水道管の破裂や暖房機器の故障など、
思いもよらない被害が起こってくる。
街を歩く人も完全防寒着ですっぽり顔だけ出して、足早に用事を
すませて行く。

凍りついてる...

買いものをして、いつものように食材を冷蔵庫の中に入れるが
「ん?暖かい?!」
外から持ち帰ったものが凍りついて、冷蔵庫が暖かく感じる。
ニュースでヨーロッパの寒波を知った母が心配して電話をくれた。
「もう寒くて〜」と泣きを入れたところ、
「被災地の仮設住宅にいる人のことを思えば、中央暖房のパリなんて
天国みたいなものよ」と激を飛ばされる。
「そうだ.....たしかに」

東駅近く、
夜の怪しい匂いが...新鮮。

どんなに寒くても、楽しい夜のお誘いはもちろん出かける。
夫が日本へ旅立った金曜日、さっそくお呼びが掛かる。
友だちの送別会...ジャーナリストとして20年パリに暮らした
Kちゃんを送り出すため、女子8人が集った。
場所は東駅近くのレストランLA FIDELITE、予約必須の
人気店らしい。
広い店内はあっという間にいっぱい。
年齢層は意外と若い。
お隣では誕生日会らしき14、5人の女子がキャッキャ〜
大騒ぎしている。
どうみてもリセ?! しかも女子会...フランス人もやるんだ。

NYぽい雰囲気のビストロ...BOBOに人気。

前菜に白身魚のカルパッチョ
ピリ辛パプリカが効いてグ〜!

Hちゃんが頼んだ
焼きカマンベールのハチミツ掛け

骨付きイベリコ豚とポテトグラタン
ものすごいボボリューム!

デザートはメープルシロップたっぷりの
メルバトースト

肉食女子、前菜からデザートまでしっかり食べて大満足。
がっつり食べて飲んで、厳しい寒さを乗り越えよう。


アメリカ人のJから写真が届いた。
イタリアの地中海沿いリヴィエラ海岸の街、マナローラの雪景色。
こんな温暖の避暑地に雪....びっくりだ。
なんて幻想的でキレイなんだろう。


また公務員のストライキ、デモ...ごくろうさま。


こんな寒さでも、問題を訴えるためには即座に行動するフランス人。
白い息をはずませるデモ行進をかき分け、急いでメトロの駅へ。
Nちゃんとのランチに遅れてしまう。
大慌てで待ち合わせの時間に無事到着。
というのも、ChristianConstantのレストランは予約を取らないので
昼の開店時間に行かないとすぐに満席になってしまう。
エッフェル塔に近いSt-Dominique通り、カフェ、ビストロ、
レストラン...とConstantの店が3件、どれも予約不可の人気店だ。
そのうちの1件、ストーブの鍋で料理されたココット専門店
Les Cocottesに行く。

寒い日はフランス人も鍋料理!

カウンタースタイルのモダン雰囲気

ハーブが効いたサーモンのパイ包み&バターライス

白身魚とじゃがいも...
焦がしバターの香りが最高!

噂どおり、Constantの鍋料理は見た目よりもずっと軽くて上品。
星付きレストランに匹敵する手の込んだ料理なのに、
気楽なのがいい。
すっかり身体も温まり、昼間からまったり気分になる。
コーヒーを飲み終えた頃には、席を待つお客が入り口にたくさん....。
大満足で混み合う店を出て、近所のカフェに移動。
ひさびさに逢うNちゃん、話は山のようにある。
あ〜、もう15時。昼はやっぱり慌ただしい。
また次回、今度は夜ごはんしようね。