2010年6月2日水曜日

手抜きごはんの定番 カルパッチョ


 
 ひさびさに朝から青空が広がるパリ。
 午後から23℃近くまで上がるらしい。

 ジムの帰り道、サンルイ島を通って行く。
 観光客が多いこの界隈、カフェのテラスはどこもいっぱい。
 車の通らないサンルイ島のカフェは、午後の日向ぼっこに最高の
 場所だ。
 ちょっとひと休みしていきたいところだけれど、息子がピアノに
 行く時間。早く戻らないと....。

 夜ごはん、どうしようか。
 こんな天気のいい日はできるだけ簡単でさっぱり食べれるものが
 いい。
 と、この時期かなりの頻度で登場するのがカルパッチョ。

 近所に一件、美味しい肉屋がある。
 細かい仕事も丁寧だし、働いている人も堂々としていて誇りを
 感じさせる。
 だから他の店に比べて少し割高でも、お肉はここと決めて
 いる。

 我が家のカルパッチョは至ってシンプル。
 極薄にスライスしてもらった生の牛肉に、ルッコラをたっぷり
 のせて、カリカリに揚げたニンニクスライスとパセリの
 みじん切りを散らす。
 あとは各自がお皿にとってオリーブオイル、岩塩とコショウ
 で味付けしてもらう。
 私はここにパルミジャーノをのせたいのだけど、チーズ嫌いの
 息子がイヤがるので、今日はやめておく。

 このシンプルな料理のポイントは、なんといっても素材。
 だからお肉とオリーブオイルは、できるだけ極上のものを使わ
 ないとホントに寂しい手抜き料理になってしまうのだ。

 案の定、息子も夫も大喜び。
 またまた今夜も2本めのワインを開けてしまった。

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