2011年1月24日月曜日

師匠の新居


夫の師匠でもあるデザイナー、K三さんの新居にお呼ばれ。
風邪気味だというK三さんのために調合してもらったティザンヌと
シャンパンを持って出かける。

K三さんが20年住んでいたバスティーユの家、200人の
大パーティができるほどの大邸宅と家財をきれいさっぱり売り、
心機一転してパリ左岸の一等地に新たな居を構えたのは、
つい1年ほど前のこと。
同時にモナコにも海を見下ろす瀟洒な家を見つけ、現在はパリと半々
好きな絵を描いたり、仕事を選びながら、まさに第二の人生を
満喫している。
常に完璧を求めるK三さんのこと、パリの家も納得がいくまで
ホテル住まいをしながら大規模な工事を重ね、それがようやく
落いて人を呼べるようになったからというお誘いだ。

Kといえばコクリコの花....
吹き抜けのサロン、
ここでアペリティフを。
占い好きなK三さん、
家はもちろん風水に準じて...
漆のテーブルに麻のNappe、色遣い...
さすが〜。

今夜は私たちも仕事にプライベートにと仲良しの友だちStephane,
Christoph,Ruthも一緒のintimeなディナー。
なんとレストランTOYOからスーシェフのYくんが来ているらしい。
ということは、和ベースのフレンチが頂けるってこと?!
楽しみ〜!

牡蠣と長ネギのピュレ
フォアグラとふろふき大根
生姜風味のホタテとリンゴのピュレ
子牛の和風ハンバーグ
家紋入りの特注バカラ

お料理、ワインはどれも繊細で美味しく、モード界のゴシップに
ちょっと刺激的な恋の話....大人のはなしは尽きない。
K三さんは、この2月には72歳の誕生日を迎えるらしい。
仕事に恋にスキー、ダイビングにと、エネルギッシュに人生を楽む
姿勢はあっぱれ! 頼もしくてホレボレしてくる。
新居は小じんまりと、食事のテーブルだって10人も座ればいっぱい
だけど、本当に好きなもの、大切なものがあれば十分だと言う。
かつてはアジアの島に超Luxeなヴィラを構え、パリでは国宝級の
骨董品が並ぶ、ちょっとした小国の王様のような生活をしていた
人だけれど、寂しい雰囲気は微塵も感じられない。
むしろすっきりと、さらに若返ったように見える。
「もう歳だからね....」とはにかんだように笑うK三さん。
今まで抱えていたものがあまりに大きくありすぎたから.....
解放されたいま、ようやく心身ともに充実した生活を
満喫しているようだ。
よかった。ホントによかった。
私たちもK三さんの幸せそうな顔が見られて、すごくうれしい。
2月17日の誕生日はなにもしないで、モナコの海辺を散歩したり
のんびり過ごしたいそうだ。

オシャレも恋愛もエネルギッシュ!

エッフェル塔、モンマルトル、凱旋門...
ペントハウスからはパリが一望!

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