2011年1月30日日曜日

息子の成長


朝から素晴らしい快晴。
でもメチャメチャ寒そう....。
外の寒暖計をみると氷点下2℃。ひぇ〜っ!!

夫は珍しく仕事で外出。
息子はパソコンを広げて、口をぽか〜んと開けて夢中で見入ってる。
注意してようやくパソコンをやめたと思うと、今度はテレビか
ゲーム...。
放っておくといつもこんな調子だ。
「天気がいいから、外へ散歩でも行こうよ!」
「イヤだよ〜、寒いもん」と息子。
私だって外なんて出たくない。でもこのまま家でダラダラってのは
もっとイヤ。せっかくの日曜日、しかもこんないい天気なのに。
これって親のエゴか?!と思いながらも、ブツクサ言う息子を
おだてながら完全防寒着で、取りあえず外に出る。

窓から優しい朝の光が....
外は氷点下の極寒
凍り付くような靄のセーヌ河

外に出たのはいいけど、どこに行こうか....。
取りあえずJARDIN DES PLANTES 植物園を目指して歩きはじめる。
耳がちぎれそうなほど寒いけど、空気が澄んでいて気持ちがいい。
天気がいいせいか意外と人が多く、子ども連れの家族が目立つ。

丹誠に手入れされた植物園の木々を眺めながら、息子と並んで歩く。
12歳、そろそろ反抗期らしき態度もちらちら見えてきて、衝突する
ことも多くなってきた。きちんと話せば判ることも、母親の私には
なかなか素直になれないらしい。
息子が意気揚々と話しをしはじめる。
学校のこと、友だちの話し.....。
となりで頷き、驚いたり、時おり質問したりしながら聞く。
そして、あらためて息子も成長しているな....と感じたりして。
環境が変わると子どもの意外な一面を見せられたり、親子の間で
普段できない深い話しができたりして....今日はちょっと新鮮。
家を出る前はふて腐れていたのに、鼻歌をなんか歌いだして息子も
楽しそうじゃないか。

凍り付く大地に咲くひなげしの花
国立自然史博物館


植物園に隣接する国立自然史博物館は、動物の進化の過程を本物の
剥製を使って展示している世界でも有数の博物館だ。
息子も小さい頃からよく来ていて、ここに友だちを招いて誕生日会を
やったこともある思い出深い場所。
ひさびさに入ろうか?!
期間限定の恐竜展をやっているせいか、ものすごい人。
チケット売り場の行列に並ぶこと20分。

普段、家で生物のはなしをする機会なんて滅多にないし、ましてや
フランス語で名前を言われても、なんのことやら...?!
でもそのへんはやっぱり現役の男子学生。
知ってる知ってる、昆虫、鳥類、ほ乳類.....生きものの生態について、
ひとつひとつ説明してくれる。
まちがいなく私より知識がある。もしかしたら父親よりあるかも?!
しかもフランス語と日本語、2つの言語でしっかり理解している
ではないか。へ〜、驚き! すごいじゃない。 
おかげでこちらは思いがけない日本語のガイドがついて、
ラッキー!!
パソコンにゲーム、マンガばっかりで、まったく......と嘆いて
いたけど、親が思っているより意外と判ってるのかも?!
思いがけない発見に、ちょっと安心したり反省したり....。

たまには息子と二人、こんな日曜日も悪くない。

南米に生息する蝶の標本
すべて本物の剥製...ものすごい迫力!

1 件のコメント:

  1. 少年と青年の狭間ですね。
    でも、なかなかどうして素晴らしいじゃないですか!!ただでさえバイリンガル&しっかりしてるし心配ないと思うけど。。。
    親ならではの心配ですかね^^。
    ちなみに読解能力が優れている子供は漫画を沢山読んでいる場合が多いらしいですよ〜。
    もう少ししたら手塚治虫あたりもおすすめしようかな。

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