2010年12月23日木曜日

クリスマス前々夜


今夜はT家にお呼ばれ。
25日からモロッコへ旅立つため、ひと足早いクリスマス会と
なった。
午後から再び降り始めた雪が積もり、どうやって行こうか
心配したけれど、なんとか車を出して慎重に徐行運転で出かける。

20時過ぎ、到着するとすでにみなさんお揃い。
共通の仲良し友だちや日本から来ている初めましての人など...
今夜はT家の親しい友だちが集まってのごはんらしい。
ご主人のZは、つい2日ほど前NYのレコーディングから戻って
きたばかり。
ギターを抱えながら、NYで一緒に仕事した名プロデューサーの
ことなど、楽しそうに話してくれる。
テーブルには、奥さまM穂ちゃんお手製のお料理がたくさん
並べられている。
中でも鶏レバーを赤ワインで煮込んだというレバーペーストが
最高!
「スプーン1杯の赤ワインのところ、カップ1杯入れちゃった!」
とお茶目に言うけど、結果オーライ。美味しくて止まらない。
今度レシピをおしえてもらおう。

バルザミコ酢が絶妙!レバーペースト

アーティチョークとハムのカナッペ

そして登場したのが熱々の揚げたてタコ唐だ。
私たちのタコ好きを覚えていてくれたらしい。感激〜!
和風に上品に味付けされたタコを噛み締めると、驚くほど柔らかい。
なんでも、今朝マルシェで1匹丸ごと買ってきたタコを柔らかく
するために20分も揉み込んだらしい。なるほど揉むのか....。
うちもあちこちからタコ情報を仕入れて、コルクやタマネギと一緒に
茹でてみたり、蒸し器で蒸したりいろいろ試したけどそれほどの
効果はなかった。よ〜し、今度はうちも揉んでみよっと。

揉みが要の柔らかタコ唐!
パルミジャーノがたっぷり
子牛のミラネーゼ
ほろ酔いタコ唐名人、M穂ちゃ〜ん

鶏とリンゴの煮込み
締めの牛テールカレー

どれも時間が掛けられているだろう、食べきれないほどの美味しい
手料理。
時差ボケもあるだろうし、子どももいて忙しいはずなのに.....。
人をもてなすってなんだろう...と考える。
心を込めた思い...やっぱりこのひと言に尽きると思う。
自分の時間を惜しみなく人に与えられる、そんな度量を持った
友だちがいてくれるのは本当に幸せなこと。
私たちもその気持ちをなくすことなく、人に思いを与えられる
人でありたいと思う。
そんなことをしみじみ感じた温かい夜だった。

イラン革命前の自慢の絨毯!
窓の外は凍り付くような空の下
エッフェル塔がチカチカ...

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