2010年12月25日土曜日

12月24日


今年のイヴは家に友だちを呼んで...いつもより静かな夜となった。
アトリエの仕事仲間とその奥さんにGF、そして互いに泊まりに
行ったり来たり、近頃はほぼ週末限定家族と化しているMりちゃん
&MATEO親子のとってもファミリアルな顔ぶれ。
このところずっと宴会続きだったから、久びさに落ち着いた
雰囲気もいいものだ。
メリークリスマス!

フランスのノエルといえば決まって生牡蠣、フォアグラ、キャビア、
伊勢エビ、そしてトリュフ.....年に1度?の高級食材が一同に
テーブルの上に並べられる。
例年、年末年始というとI家の田舎の家に親しい友だちが集まり、
会費を出し合ってみんなでこれらの食材を分担して買うのだが、
今年はその中心となってくれるI家が日本へ行って留守。
ガ〜ン!! どうしよう...。
そんなわけで、今年はうちが友だちに声をかけることになった。
会費を取るっていうのも...微妙な間柄だし、Mりちゃんは完璧な
ベジタリアン。息子のMATEOも海のものは全く食べない。
いつもの意気込みが....なんだか張り合いがないような....?!

キャビアは今年は諦めるとして....トリュフくらいは欲しい。
トリュフ専門店に行くと、ペリゴール産が1キロ1867ユーロ。
一番小さな固まりをひとつ計りにのせてもらうと、79ユーロ!
「ウッソー?!」隣にいた息子は目をまん丸くして驚いている。
黒々と香りも素晴らしく、近所の八百屋で見た中国産の偽トリュフと
格段に違う。
う〜ん...どうしよう。取りあえずその場は、買わずに店を出た。
家に帰って夫と相談して、あの小さな固まりにそれだけかけるなら、
美味しいワインを飲んだ方がいいんじゃない?!っということで、
トリュフも諦めることになった。
残すはフォアグラ....Mりちゃんは食べられないけど、ここは
ペリゴール産の極上ものを奮発しちゃおう!

夕方からMりちゃんがレンコンチップスとケーキを持って早めに
手伝いにきてくれた。でも意外とやることはない。
ノエルのごちそうって、買ってきた食材をそのままお皿に並べる
だけのものが多いのだ。
お肉料理もひとつくらい...と思って、栗入りミートローフを
焼いてみた。これが意外と上手くできて、大満足。
多めに入れた人参と栗の甘みが肉汁に絡んで、冷めても美味しい。
これはさっそく人が集まるときの定番メニュに入れておこう。
結局トリュフはメゾン ド トリュフの瓶入りスライスにして、
ジャガイモのスープを作ってみたけれど、香りがいまひとつだった。

ベジタリアン向け野菜づくし
ペリゴール産のフォアグラ
フォアグラはBON MARCHEでしっかり味見して、ペリゴール産の
mi-cuitを調達した。カリカリに焼いたパンデュミとイチジクの
コンフィを添えて.....うん、美味しい。
やっぱり半生は、口当たりがなめらかで風味が素晴らしい。
あっという間にパンがなくなり、再びトーストする。
ベジタリアン用に作った生春巻きを食べたKくんが、味噌が
欲しいという。
はいはい〜、またまたお味噌を取りにキッチンへ。
キッチンを行ったり来たりしながらテーブルに落ち着くと、
いつの間にかフォアグラが空になっている。
「フォアグラってパンにのせて、ちょこっと食べるもんだと思って
たけど」後でMりちゃんがびっくりしていた。
Sくんがアイスクリームのように平らげてくれたらしい。
量が少なすぎた...?! いや、いくらあっても同じだっただろう。
結局、2口でフォアグラは終了。
でもまたすぐお正月だから....その時はゆっくり食べましょう。
それにしても、なんだか落ち着かないディナーだな...。

Maison du Denmarkのスモークサーモン
Y子さんの差し入れ、ニシンのマリネ
カンカール産の牡蠣
栗入りミートローフ

そんなこんなで、食事の後はみんなでUNO&トランプにボーリング....
商品を賭けての接戦となり、子どもたちはもちろん大喜びの
ファミリークリスマスとなった。

素朴で美味しい手作りクッキー
Mりちゃん特製の金箔シフォンケーキ!

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