2010年9月23日木曜日

オリーブオイル

Fattoria di Morello社のオリーブオイル。 
海外発送は1リットル缶のみ 

今朝、イタリアから注文していたオリーブオイルが到着した。
フィレンツェの北、Monte Morelloの丘で作られているこのオイル
を知ったのは5、6年前のこと。
Ricceriというイタリアの老舗生地屋が自家栽培しているオリーブ畑
で極少量、家族や顧客のために作られているものらしく、簡単に
手に入るものではないらしい。
イタリアでは広大な土地を持つファミリーが自家製のワインや
オリーブオイルを作っているという話をよく聞く。
このRicceriもウール素材の名門生地屋として、顧客にはエルメスや
アルマーニなど蒼々たるメゾンが名を連ねている。
なるほど〜、納得。
やっぱり歴史ある老舗の生地屋が作るものは、オリーブオイルだって
しっかりホンモノなのだ。

イタリア人の友だちで、夫の仕事仲間でもあったラファエロが
このオイルを毎年届けてくれるようになって以来、その野性味ある
力強い風味にすっかり惚れ込み、我が家の家宝として大切に味わい
ながら食されてきたのだった。
しかし2年前、突然そのラファエロが亡くなり、以降あれこれ美味
しいといわれるオリーブオイルを試してみたけれど、これ以上のモ
ノに巡り会うことはなかったのだ。

ひょんなことから、この幻のオリーブオイルが買えると知ったのは
ヴァカンス前のこと。
フィレンツェに食材屋を兼ねたレストランをオープンし、インター
ネットでもオイルが注文できるようになったという。
すぐに美味しいもの好きの友だちに声をかける。
「オリーブオイル注文します! 一緒にのる〜?!」
こういう時の反応は、みんな驚くほど素早い。
午前中のうちにほぼ全員回答あり。
で、1リットル缶を22個の注文。送料はみんなで折半することに。


野性味のある力強い風味が好み

オリーブオイルは油というより、風味を加える調味料の一つで
良質で香りの高い新鮮なものは、塩をひとつまみ入れただけで
極上のソースとなる。
どれどれ、さっそくデギュステだ。
濃厚なオリーブ色、トスカーナ産の早摘みらしい青々した草のような
香りがする。サラリッとした軽い口当たりは、以前と変わらず。
あ〜、これこそ至福の味?!

今夜はこのオリーブオイルがメインになるごはんにしよう。
まずは美味しいパンを買ってきて粗塩と一緒に。
完熟トマトでブリスケッタ、バジリコをたくさん入れて
カプレーゼもいいな。









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