2010年11月24日水曜日

Vendanges〜白トリュフ


モンテーニュ通りのVendanges/葡萄の収穫祭に出かける。

今年で20回目を迎えるというこのお祭り。
Dior、Louis Vuittonなど世界の名だたる高級ブティックが並ぶ
モンテーニュ通りの舗道にはレッドカーペットが敷かれ、
ドレスアップしたゲストたちにシャンパンが振る舞われ.....
音楽にダンス...
外はノエルのイルミネーションがキラキラ瞬いていて、
ラグジュアリー気分いっぱいだ。


Ave Montaigne
D.Porthault
50. Ave Montaigne 75008 PARIS

私たちが招待をうけたD.Porthaultは、高級リネンの老舗メゾン。
顧客リストにはウィンザー家やケネディ家、ホテルリッツなどの
名前が並び、つい先日もオバマ夫人からの要望でホワイトハウスに
納品したところだという。
選りすぐられた上質の麻やコットン素材に施された刺繍は
すべて手仕事。ため息が出るような美しさだ。
一緒に出かけたM穂ちゃんと手に取って眺めながら、チラリと
値段を見てビックリ! 
Wow〜、ゼロが1つ多い! IKEAとは2つ違う?!
こんな繊細な刺繍に、ワインのシミなんてつけちゃったらどうなる?
きっと怖くて、うちにあっても一生使えないかもしれない。

繊細な手刺繍...
華やかなモンテーニュ通り 21時

そろそろお腹も空いてきた.....。
小雨がパラパラ降る中、ほろ酔い気分でイタリアレストランへ移動。
そう、今夜のメインイベントはこちら。
今年初の白トリュフだ。

アメリカ大使館の隣にあるレストランFARNESINAは、ヴォーグの
編集者に連れてこられて以来、夫がすっかり気に入って時々
来ているらしい。
ずっと話には聞いていたけど、いつもタイミングが悪くてなかなか
来るチャンスがなかったのだ。
今夜は自分の妻と人妻、女盛りの熟女?!二人を連れての食事。
夫だって相当ご機嫌なはずだ。
「どこか小洒落たところに連れてって」「白トリュフが食べたい」
とリクエストしたら、迷わずこの店になった。

フィレンツェの田舎にありそうな....石壁の重厚な佇まい。
店の中はすでにトリュフの香りで満たされていて、お隣の
ホテルクリヨンの宿泊客らしき初老の紳士たちが静かにお食事中。
インテリアも客層もクラシックでなかなかいい雰囲気だ。
期待できそう!!

モチモチの生地にチーズと香り高い白トリュフが...。

白トリュフは自家製の手打ちパスタ、ピザ、肉料理にと、それぞれ
好みで選らんで加えてくれるらしい。
夫のお勧めに従って白トリュフのピザ、アンティパストミストを前菜に。
パスタはカラスミとオマールエビを注文する。
ピザはシンプル。大胆に削ったトリュフがチーズに絡まって....もう
しあわせ〜!
「白トリュフのパスタは途中で飽きるけど、ピザは飽きない」と
夫が言う。エ〜ッ、そうかな?!
でもこんなに贅沢で美味しいものが飽きるだなんて...。
年に一度しか食べられないもん、ピザだろうとパスタだろうと
飽きるまで食べてみたいものだ。

アンティパストミスト

前菜のアンティパストミストもひとつひとつ手が込んでいて、生の
アーティチョークのマリネなど、他ではあまり食べられないものが
あって新鮮。
カラスミの手打ちパスタもにんにくとオリーブオイルであっさり
シンプルがうれしい。塩加減も絶妙。
オマール海老のパスタはマデラ酒が効いて、ソースがかなり濃厚。
わたしたちにはちょっと重すぎた?! 

カラスミのパスタ
オマール海老の手打ちパスタ

食後酒を飲みながら、しばしおしゃべり。
ちょうどご主人がパリを留守していて、ひとりだったM穂ちゃんも
いつになくリラックス。
こんなにゆっくりいろいろ話すのは久しぶり?!
場所が変わるといつもとは違う話が出来たり、意外な一面を見たり...
それでもっと親しみを感じたり。

美味しいごはんと友だちは、どれほど心を満たしてくれることか。
人生になくてはならないものだと思う。

FARNESINA
9.rue Boissy d'Anglas 75008PARIS



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