2010年11月7日日曜日

男前料理


友だちのデザイナー、R三さんからごはんのお誘い。
シャンパンを持って出かける。

大変な美食家で知られるR三さんの手料理は、以前にも何度かごちそ
うになったことがあるけれど、いつも意表をつくようなありそうで
ない、オリジナリティあるメニュをたくさん作ってくれる。
大皿に溢れんばかりに盛られたダイナミックな、これぞ男の料理!
スタイルで、食材選びもかなり本格的。腕前はもちろんプロ級だ。
この日も朝からイエナのマルシェで調達したというチボーさんの有
機野菜をはじめ、プリップリで生きのいい魚介たちがキッチンで出
番を待っているではないか。
わァ〜い、楽しみだ!

自然の甘みが凝縮さた野菜のグリル。

共通の知り合いで白金でCIGER BARを経営しているYさん、Café de
FloreのギャルソンY夫妻、NYのHさん、そして友だちのJくん、
Kくん...9人の賑やかな食事会。
まずは、大皿に盛られたチボーさんの美しい野菜が登場。
「ここの野菜はしっかり野菜の味があるから、シンプルに食べたい
よね」とR三さん。グリルしたセップ茸、トマト、ナス、人参、
ラディ。彩りもキレイ。
シャンパンを飲みながら、大地の香りがする人参をポリポリ噛み
締める。
続いてキノコとナスの素揚げを合わせたサラダ風。
こちらも塩味であっさり味付け。野菜の自然な甘みが素晴らしい。
みんなのグラスにワインをつぎながら、R三さんはキッチンを行っ
たり来たり。手際よくお料理がどんどん運ばれてくる。
いつもは奥さまのY子ちゃんと2人で腕をふるってくれるけれど、
今夜は日本に帰省していてお留守。
ひとりなのに、マメだな〜。偉い.....感心。

ジロール茸、トランペット茸、緑ナス....
ハムとコーンのスペイン風コロッケ

突然ここでチャーハンってのが男子っぽい


これでそろそろおしまいと思っていたら、出てくる出てくる。
いつの間に作ったの?! 
驚くほど手際よくパスタ〜お肉〜お寿司と、まるでレストランみた
いだ。聞けば、若い頃から料理が大スキで、パリに来たばかりの当
時は老舗日本レストランでアルバイトをしていたことがあるらしい。
おいしい食事とワイン、そして楽しいおしゃべり....。
今夜もまたたくさん笑って食べて飲んで、パリの秋の夜は更けてい
いく。


グラタン風スパゲティ
キノコのパスタ
イタリアン風に薄く伸ばしたカツ
エビ&イカのサフラン風味パスタ
トロとイワシのお寿司
パンテールで統一されたサロンのシャンデリア

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