2010年11月11日木曜日

女友だち


たまには女同士で大人のごはんがしたいな....と思っていたところ、
仲良し友だちのNちゃんのご主人Kちゃんが、出張で1週間留守だ
というではないか。これはチャンス! 
知り合いの日本レストラン、KAIに出かける。

ここの名物女将、Kコの歯に衣を着せないギリギリの毒舌は、お客
にも友だちにも容赦ない。人によっては、それが客に対する態度?
もう二度と行かない!となることも少なくない。
それでも、私たちは彼の意外な一面、実は心根が優しく意外と繊細
でいいヤツなのだというのを知っている。
だから言いたいこと言って腹立つこともあるけれど、なんとなく気
になって、たまには顔でも見に行くか....となってしまうのだ。

この夜も私たちに用意されたのは、奥の常連客席。
まずは白ワインを飲みながら、揚げナスのサラダ、みそカツ、
炙り棒寿司、ぬか漬け....あっという間にお料理が決まる。

女同士のおしゃべりはホントに楽しい。
おいしいもののはなし、仕事のこと、家族のこと....夫に聞かれてマズ
い話をしてるわけじゃないんだけれど、女同士の気ままでとりとめの
ないおしゃべりには、大きな意義と救いがあるのだ。
心を許せる友だちと、おいしいごはんを食べながら...最高!

揚げナスと削りぶし、ごま風味のドレッシングが絶妙。

ブリのようなとろける美味しさ...
ヒラマサの炙り棒寿司

タコの唐揚げ

カラッと揚がったカツ。塩か味噌ダレで。


お料理はどれも素晴らしい。
パリにもこれだけ本格的で美味しい日本料理が食べれるレストラン
があるのは、本当にうれしいこと。
あっという間に店は満席。
相変わらず業界の有名人や知り合いばかりだ。

女将Kコは、忙しそうテーブルの間をサービスしながらも、私たち
に言いたい放題。そのたびに会話を遮られる私たちは、これがこの
店なのよね.....と妙に安心する。
「私たちって、いじり易いのかしら?」
「たぶん今夜の客の中では、一番らくちん。いじり易いかもね...」
それでもKコの人を見る目、洞察力は見事なもので、思わず感心する
ようなズバリなことを言う。
やっぱりお客商売の年月が長い分だけ、人生経験も百戦錬磨ってこ
とか。
そう、だからこの毒舌がなくなったら、もうKコはKコでなくなり、
この店の存在価値もなくなってしまうのかもしれない。

食事が終わり、もうちょっとゆっくり話せるところに行こうか....。
並びのカフェLe Fumoirに移動する。

またまたグラスワインでチンチ〜ン。
ライトアップされたルーブル美術館を眺めながら、こんな時間
にテラスでおしゃべりできる友だちがいるって、うれしいな。
夫と2人で出かけるBarも、仲間と大勢でワイワイやるのも
もちろん大好きだけど、女友だちとほろ酔い気分でハシゴ?!
尽きないおしゃべり.....ものすごく贅沢で幸せなこと。



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