2011年5月15日日曜日

イべリコ三昧


「イベリコが届いたから一緒に食べようよ」
Sちゃんからうれしいお誘いが掛かる。
「ワ〜イ、行く行く!」ふたつ返事で夫婦揃ってのる。

毎年この時期になると、取引先のスペインから見事なイベリコ
生ハムが丸ごと一本ド〜ンと送られて来るというM家。
南米育ちのラテン男Sちゃんは、美味しいワインと料理をたくさん
作って、その貴重な生ハムを友だちに気前よくふるまってくれる。
あ〜、こんな友だちがいるって幸せ!

巨大なハムを薄く美味しく切るのは、
至難の技!

Passyのアパート近くに着いたものの、パーキングが見つからず
ぐるぐる探すこと30分。
遅れてお宅に到着すると、すでに宴ははじまっている。
今夜はフードコーディネーターのTさん、チーズ専門店HISADAの
Aちゃんも招かれていて、まずは初めましてのごあいさつ。
Tさんは在仏20年、話せば行きつけのレストランや友だちも
共通していて、いままでどうして会わずにいたのか不思議。
パリって意外と広いんだ?!

まったりとろけるような生ハム
ピンチョス風のタパス

Sちゃんが手際よくハムを切っていく。
程よい薄さで美味しく切るのは、かなり至難の業だ。
そのためM家には、プロ用のハム切り機がある。
さすが、食通のうちだな〜。
生ハムをつまみながら、すでに初対面とは思えないほどはなしが
盛り上がる。話題はもちろん食べもののはなし。
仕事がら、美味しいモノを求めて世界中を旅して回っている人たち
だから、みんなよく知ってる。
思わずメモしておきたくなってしまう極ウマばなしばっかりだ。

アジのマリネも程よい酸味
バスク産の発砲辛口ワイン、
チャコリ
ヤケドしような美味しさ!
熱々シャンピニオン
フィレステーキもタパス風
カリカリの絶品イカリング!

みんなが美味しいはなしで盛り上がっている間に、サッと
キッチンに入って、続々とつまみを作って持って来るSちゃん。
熱いものは熱々に、揚げものはカリカリの揚げたてを絶妙な
タイミングで。
だからといってずっとキッチンに入っているでもなく、会話に
入って笑いをとったり、お酒を注いでくれたり....
奥さまのJちゃん共々、友だちに居心地よくさり気ない気配りを
してくれる。
夫はこのスマートさにいつも感心する。
確かにエレガント〜! 
バタバタてんやわんやのうちとは大違いだ。


季節のチーズ.....繊細で奥が深い....
ワインはどれもスペイン産の秘蔵もの!
フランス産とはまた違う美味しさ...

青江三奈のブルースを聴きながら、今宵もまたまたたくさん
ごちそうになって、元気満々!
風邪の菌もさすがに呆れて逃げ出していったみたいだ。

燦々と....真夜中のエッフェル塔

1 件のコメント:

  1. またいつでも遊びに来てね。
    たのしい時間をありがとうございました。

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