2011年6月13日月曜日

Monumenta 2011


グランパレで行われているフランス文化省主催の国際的現代アートの
展覧会「モニュメンタ2011」に出かける。

1900年パリ万博のメイン会場になった鉄骨とガラス屋根が美しい
グランパレを会場に、4回目を迎える今年はイギリス在住のインド人
彫刻家Anish Kapoorが招かれた。
テーマは旧約聖書に登場するLeviathan、海の怪獣。
自然の採光が差し込む巨大な空間を活かした想像以上の
ダイナミックな作品に、ただただ度肝を抜かれ言葉を失ってしまう。


国際的な注目を集めるMonumenta展

会場を待つ長蛇の列....

バルコニーから見下ろすと人がマメ粒のよう。

茄子色の球体は塩化ビニール製。

13500㎡、高さ35メートルの球体は、バランスボールと同じ
塩化ビニールでできている。
回転ドアを通ってさっそく中に入ってみる。
ワォ〜ッ、建物のガラスから差し込む自然光がなんとも幻想的で、
天気や太陽の位置によって微妙に変化する。
巨大なクジラのお腹の中に入ってしまったような....凸凹がどっちが
どっちか....。
今日は残念ながら曇り空でぼんやりしているけれど、晴れの日の
太陽に照らされた時は、グランパレの鉄骨が写し出されそれは
それは素晴らしいらしい。

この展覧会は6月23日まで行われている。(火曜休館日)
最終日まで間近ということもあって、会場を待つ長蛇の列に
諦めてしまう人も多いらしい。
インターネットで事前にチケットを買うことをお勧めします!

凸か凹か....目の錯覚で。

SF映画の世界に入り込んでしまったような....

なるほど....構造がわかる設計図。

見終わった後は、館内のライブラリーでしばし立ち読み。
お隣のカフェのテラスでお茶を....。
夜は思いがけず、T女史と自然エネルギーについて考える懇談会
に夫婦で参加することになる。

いつになくアカデミックな充実した週末だった。

グランパレにあるなかなか雰囲気のいい
カフェレストラン

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