2011年6月4日土曜日

サーモン ソヴァージュ


東京から来ているO夫妻を交えてのごはん、I家にお呼ばれする。
夕べに引き続き、またまたM家も一緒。

超セレブな奥さまのE美ちゃんは、ご主人より一足先にパリに
入り、先週すでにSOLAで一緒に食事をして3月にあった地震の
恐〜い話をいろいろ聞かせてもらったばかり。
その日、杉並の老人ホームに慰問に行っていたE美ちゃんは、
木造建築の激しい揺れの中で、自分はこうやって死ぬ運命だったのか
と覚悟したと言う。
地震、津波、原発....気が沈むようなニュースばかりの日本だけれど、
相変わらず元気満々、アクティブなE美ちゃんに会ってちょっと
勇気付けられた思いがした。

その食事の翌々日、E美ちゃんは現代アートの国際美術展示会
ビアンナーレのためベニスに行き、ロンドンで仕事を終えた
ご主人Mさんとパリで合流するということで、久々の友だち夫妻
揃ってのごはん会となった。

20歳ほど年の離れたO夫妻には子どもがいないせいか、お互いに
労り気遣い合いながらも、自由でコスモポリタンな大人の余裕が
漂っていて、ステキだな....と憧れてしまう。
ステキな夫婦は他にもいるけれど、子どもがいる夫婦にはきっと
築けない夫婦のかたち....ある意味ものすごくピュアな関係....
自分には手に入れられないものだから、羨ましく感じるのかも
しれない。


A TABLE!!
I家の奥さまY子さんの呼びかけで、テーブルに。
マデラ酒の香りがする塩加減も抜群のフォアグラ、茹でたての
白アスパラをオランディーヌソースと一緒に頂く。
Y子さんのお料理は、プロの料理人も絶賛する。
季節の食材をシンプルに、家庭料理のスタンスで最高に美味しく
仕上げる腕はお見事だ。
あれれ〜、食べるのに夢中でまた写真を撮るのを忘れてしまった。

インゲンとプティポアのバルザミコソース和え

見事なサーモンソヴァージュ!

メインのサーモングリエが登場!
一同、歓声の声が。
パリ一番の魚屋、RUE DE BACでソヴァージュの半身を手に入れた
らしい。
これをシンプルに塩こしょうしてグリルして、凍らしたレモンの皮の
ソルベが添えられている。
養殖のサーモンによくある無駄な脂肪や臭みが全くなくて、レモンの
酸味がキリッと引き立てている。
ソヴァージュのサーモンは、いまが最も旬なのだそうだ。
付け合わせのインゲンも程よくアルデンテ。
自然の甘みが優しいプティポアも青々と....初夏の香りがして
あ〜、幸せ!

パリで流行のTVドラマを紹介?!

ちょこちょこいろいろ試食....が楽しい!

食事が終わって、Nちゃんが持って来てくれたAOKIのガトーを
みんなでちょっとずつ、いろいろ食べ比べる。
小豆、スダチ、柚子....日本の食材を上手く使ってどれも繊細で
おいしい。

ムッシュたちは再びグラス片手に葉巻きをふかし、マダムたちは
おしゃべりに....。
今夜もまたまた....。



0 件のコメント:

コメントを投稿