2011年6月21日火曜日

夏至2011


やってまいりました。パリコレMens、ファッションweek。
みんな続々とミラノからパリに流れ着いている。

それとはあまり関係なく、来客やら外食でなかなか落ち着かない
我が家なのだが、今夜は珍しくなにも予定がない。
ヨッシャ〜、こんな時こそ仕事に集中できる絶好日和だ。
午前中から素材探しに出かける。
もちろんマイ自転車を飛ばして、パリを縦横無尽に。

まずはパリ一番の問屋街Sentierへ。
佐川急便みたいな大きなトラックが狭い通りを行き来して、その中で
立ちんぼのお姉さんが客引きをしていたりして。
こんな時間から....誰が....なんて考えながら、素材屋を数件回るが、
探していたものが見つからず。
次にLes HallesのDroguerieものぞいてみたが、探しているイメージの
小花のモチーフが....ここにもない。

キッチュでかわいいドログリーの花

続いてQuatre septembreのUltramodへ。
創業1931年のこのお店、アンティークのリボンやボタンなど
他には見つからない素材の宝庫....まるで時が止まったようなステキな
お店なのだが、ここにもない。
そして最後に行き着いたのが、パリで一番古い造花を扱うLegeron。
ディオールやジバンシーなどオートクチュールの花を作り続けている
18世紀からあるというアトリエだ。
花びらに象った絹布をひとつひとつ染料で染め、手作業でため息が
出るような見事なグラデーションを施して作り上げた花たち。
この世にたったひとつの花....確かに素晴らしいけれど、予算が....。
よく考えて、出なおすことにしよう。

引き出しの中には....マリアージュの花

こちらは繊細な色とりどりの小花

今夜はFETE DE LA MUSIC。
パリ中が朝まで音楽でわき立つお祭りだ。
Hちゃんから「今夜、どこか繰り出す〜?!」のSMSが届く。
お天気はいまいちだけど、テラスで軽く食べたい気分。
息子はあっさり「友だちと約束があるから」と10eurosのお小遣いを
持ってうれしそうに出かけてしまう。
あ〜、もうそんな歳になったのね....うれしいような寂しいような。

Chemin vertのイタリアンへ。
テラスで白ワインを飲みながら生ハム&チーズをつまむ。
打ち合わせが長引いて遅くなったHちゃんが到着。
さっそくマルガリータ(ここのは絶品!)、タコのマリネサラダ、
フレーゴラを注文する。
フレーゴラはサルデニア島の名物パスタ料理で、クスクスのような
お茶漬けのあられのような食感が面白い。
今夜は大きなアサリがたっぷり入った魚介風....。
美味しい....う〜ん、でもなんだか飽きる?!
やっぱり普通のパスタの方がよかったかも。


ワインも当然、サルデニア産

タコとじゃがいものマリネ

ここの薄生地のマルガリータは絶品!

粒々、モチモチの食感が面白いのだが....


食事を終えて、マレ界隈に向かってブラブラ.....ものすごい人!
時間は既に22時を過ぎ。
ヴォージュ広場はもう身動きをできないほどの人で溢れている。
フランス人って、FETEスキだもんね〜。
息子に電話をすると、すでに家に戻っていてもう寝るという。
ホッとひと安心。
じゃ、もうちょい飲んで行こう〜!
そう、今夜は夏至。夜は長いんだもんね!

近所の兄ちゃんがちゃっかりmojitoの出店を....

ラテン系のパーカッションチーム....超盛り上がり!

こんな時に....身動きできないタクシー

サンポールではオジさまバンドが懐メロを!

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