2011年7月25日月曜日

ぐりぐらのカステラ


ヴァカンスに出る前は、毎度のことながら目が回る忙しさになる。
家の片付けに大洗濯、冷蔵庫の残りものを考えながら無駄なく
上手に残飯整理。郵便物や請求書の確認などなど....
旅支度の他にもやることは山ほどある。
3週間も家を留守にするのだから、まあ当然か。

冷蔵庫にまだ卵が13個も残っている。
明々後日の出発までに、3人でいくつ食べれる?!
しかも夜は連日外食の予定になっている。
捨てるなんてできないし....卵を大量に使う料理ってなんだろう?!
そうだ、カステラを作ろう! 
お菓子名人のKちゃんから教えてもらった「ぐりとぐらのカステラ」
ってやつはどうだろう。
卵の甘い香りがなんとも素朴で、カステラってこんなに簡単に
作れるんだ!とエラく感動した記憶がある。


さっそく卵5個と砂糖をボウルに入れて、高速ハンドミキサーで
グワォ〜ン。混ぜること10分。途中で少量の豆乳とオイル、
はちみつも加えて最後に小麦粉を入れて混ぜまぜ....低めの温度に
設定したオーブンで焼くこと1時間。で〜きた!
カステラは焼きたてよりも、一日置いた方がさらに美味しくなるって
Kちゃんが言っていた。
ところが出来上がりを待ちわびていた食べ盛りの息子は、なんの
遠慮もなく堂々と焼き上がったカステラの姿に大喜びで、
熱々のままパクつく。
お〜っと待った!どれどれ....わたしも。
優しい食感はかなりカステラに近い。
懐かしい昭和のお菓子って感じでなかなかいけてる。
でもなにかモノ足りない、なんだろう。
翌日、懲りずに再びカステラ作りに挑戦。
今度は卵を多めに7個に増やして、ハチミツの代わりにメープル
シロップを入れてみる。
昨日より美味しい?! 味に深みがあるような気がする。
息子のお墨付きをもらって、メデたしメデたし〜! 
これで冷蔵庫の中もすっきりだ。
でもこんなにカステラばかり作って、どうしよう....。
困り果てて、近所の友だちに届けてあるく。
まったく....わたしの忙しい理由はいつもこんなことにあるのだ。
自分で自分の首を絞めているような....でもすっきり帳じりが合った
ようないい気分。
この無上の喜びは、どうも母から引き継がれているらしい。
実家の母もいつもこんな調子で忙しく飛び回っているから。

ふんわりしっとり
ぐりぐらカステラ

夜はI藤夫妻、建築家のFrançois、イタリアから今夜戻るはずのInésと
11区の人気イタリアレストランRinoへ行く。
週末は2回転するらしく、予約が取れたのは22時。
小さいお店なのでテーブルを待つ予約客がグラスを片手に外まで
溢れている。
既にI藤夫妻がテラスでアペリティフを....。
わたしたちも白を頼んでチンチ〜ン!
だが待てど暮らせどフレンチカップルは来ない。
既にお腹が空きすぎてヘロヘロ気味のM人。
ミラノから今夜パリに戻って来るはずのInésから「いま空港よ〜!」
というSMSが入ったのは19時過ぎ。
空港ってどこの?! パリ?それともミラノ?!
間もなく自らが手がけた8区のホテルのヴェルニサージュを終えて
IENAから建築家のFrançoisが到着。
Inésはどこ〜???
結局、待たされ待たされ空きっ腹に2本目のワインが空けられた頃、
悠々と満面の笑みで現れたInés。
案の定、SMSで到着したと言ってた空港はミラノだったらしい。
あっぱれ〜?!
メニュは4皿38€、6皿55€の2コースから
さっぱり&まったりの絶妙なバランス....
サバのラビオリ
アンコウと夏野菜のグリエ


オーガニックだけどメチャ美味しい
トスカーナ産ワイン
売れっコ建築家François & tsutsu


シェフは若いイタリア人。
すでにアメリカ、ヨーロッパで数々の栄誉ある賞を取っている
料理人らしい。
期待どおりお料理はどれも繊細で素晴らしく、ひさびさに友だちにも
教えたいレストラン発見!っとなった。


山鳩のポアレとスベリヒユ

マグネシウム、鉄分、ビタミンが豊富な
健康食スベリヒユ。

                桃とすもものクレープ


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