2012年8月14日火曜日

清水の宴会


朝から曇り空。
西の方は集中豪雨だという。
東京駅に着くと、案の定新幹線は運転を見合わせている。

毎年、恒例になっているA家の夏の宴会。
早朝、清水港から船を出し釣った魚を寿司屋に持ち込んで、みんなで
ワイワイ食べるというなんともワイルドなもの。
いつも声を掛けてもらうのだが、たいていお盆前にパリに戻って
しまうのでチャンスがなかった。
今年、初参加である。
それにしても、こんな天気で船は出せたのかな...。

新幹線は雨に弱い...

1時間半遅れで新幹線が再開し、無事に三島駅に到着。
Eちゃんが手を振って出迎えてくれる。
やれやれ〜。
お迎えの車に乗り込み、クレマチスの丘へ向かう。

素晴らしい庭と美術館を併設しているこのクレマチスの丘には、
ベルナール ビュッフェ美術館、ヴァンジ彫刻庭園美術館、そして
杉本博司のIZU PHOTO MUSEUMなどがあり、美味しい空気を
吸いながらお庭を散策しアートが楽しめる。

新幹線が遅れたせいで、今日の美術館巡りは諦めることに。
ご主人のO氏と合流して、ナポリ仕込みの本格的なピッザが
評判のイタリアレストラン、CIAO CIAOへ。
このあとすぐに食事だからピッザはお預けで、Eちゃん絶賛の
自家製アイスクリームを食べる。
マンゴと塩アイス...感動的な美味しさ。ブルブル〜ッ!

雨上がりのクレマチスの丘

塩アイス、いままでにない味覚!

CIAO CIAO、次回はピッザをぜひ

ミュージアムショップも充実。
こんな富士山ハンカチを発見!

さ〜て、再び車に乗り東名高速を通って清水へ向かう。
霧がかかって富士山は見れないけれど、いくつものトンネルを越え、
雨上がりの美しい山々を走って行く。
目の前に広がる瑞々しい緑が太陽に輝いて、眩しいほどきれいだ。

まもなく清水のA邸に到着。
すでに続々と人が集っている様子。
朝4時、まだ暗いうちに釣りに出かけひと仕事終えた男衆は、
お風呂に入って、シャンパンを飲みながらリラックスしている。
Nちゃんのご両親...最後に会ったのは十数年前、パリの賢三さんの
家だったと思う。
80歳を超えてらっしゃるのに、お元気そうで変わらない。
ところでこのA邸、重要文化財に認定されているそうで、お姉さまの
H子さんが歴史を交えて丁寧に案内してくれる。
素晴らしい...。

総勢20名、8台の車に分乗し
寿司屋へ

本日はもちろん貸し切り

カウンター、お座敷とそれぞれ席に落ち着き、再びみんな
シャンパンで乾杯。
今朝の漁、海が荒れていたおかげで予想以上の大漁だったらしく、
駿河湾の夏の魚がいろいろ。

大きなツブ貝...

アワビ、伊勢エビ...

マグロ...

見た目も美しい新子...

本日のメイン、夏のこの時期にしか食べられないという貴重な魚、
新子。
なんでもコハダの稚魚だそうで、小指ほどの大きさしかない。
あまりに小さいのでさばくのも大変だ。
昔は東京湾でも獲れ、江戸前では謝金をしてでも食べろと
いわれたらしい。
いまではお寿司屋さんでもなかなか手に入らない高級魚だそうだ。

それにしてもお見事。
100貫、200貫...これだけたくさんさばいて握るのは、どれほど
大変なことか...大将、味わっていただきます。
ほんのり甘い...口の中でとろけるような...しあわせ〜。

出てくる出てくる、新子の握り〜

太刀魚のフライ

O氏が持ち込んでくれたイタリアワイン、
BATAR

アワビ、新子...

新子、芽葱、出し巻卵...

子どもたちも大満足...

美味しい魚をたくさん、大スキなアワビもおそらく3年分
いただいたような...もう思い残すことはございません。
ありがとう。
ごちそうさまでした。


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