2010年10月16日土曜日

GLOU


このところパリでは昔ながらのビストロが古い伝統料理から、より
軽くモダンにクリエイションして生まれ変わった、新しいスタイル
のビストロが話題を集めている。

マレの話題の新ビストロGLOUへ行く。
レストランに詳しいEちゃんによると、このオーナーJulien Fouin氏
は料理雑誌や料理専門TVの製作をしていた人物で、厳選された旬の
食材と絶妙な料理法は食のプロたちの間でも注目されているらしい。

金曜日の夜21時半....もちろん満席。
テーブルの準備ができるまで、奥のカウンターでワインリストを眺め
ながら待つ。ワインもフランスだけでなくスペイン、イタリアなどな
ど....オーガニックワインを中心に揃えてあるのもなかなか面白い。
2階の窓際席に通される。
ライトアップされたピカソ美術館の中庭が、真正面から一望できる最
高のロケーション。う〜ん、なかなか結構いい感じ!

メニュは前菜、メインともにフォアグラやパテなど定番ビストロメ
ニュをモダンにアレンジしたものに加えて、タパス風やイタリアンの
今どきも。
Eちゃんは、ここのチーズバーガーを絶対食べるようにって勧めて
たっけ。確かに、他のテーブルを見回してもハンバーガーを食べてい
る人が多い。サレール産チーズバーガー、23Euros、見た目もかなり
のボリューム。
ちょっと惹かれたけど、晩ご飯にハンバーガーっていうのもね.....それ
に昨日まで断食していた身にこのボリュームはいいわけない。
せっかくの苦労が台無しだ。
そんなわけで、まずは生ハムの盛り合わせをつまみに、そして前菜に
カニのサラダ、メインにカラスミ&イカスミのパスタを注文する。


絶品!生ハム盛り合わせ。

我が家はサラミ、生ハムなどのシャルキュトリーが大スキで、どこに
行ってもよく注文するけれど、ここの生ハムはホンモノだ。
イタリア産のCoppa、St-Daniel、スペイン産のLomo、Ibéricoと4種
類のハムはどれも選りすぐりの最高の美味しさ。
シェフが手をかけた料理ではないけれど、こんな風に最高の食材を気
軽に食べられるお店があるのは本当にうれしいと思う。
続いて蟹のサラダ。
こちらも細かく刻んだセロリとハーブ、カニ肉が軽めのタルタルソー
スに上品に合えてある。酸味のあるマンゴソースがなかなか新鮮。


あっさり風味のカニサラダ。

そしてメインのパスタ。
イカスミのソースにカラスミがどう絡んでいるのかすっごく興味が
あったけれど、パスタの中に練り込んであるタイプ。残念〜。
ニンニクと唐辛子が効いたペペロンチーニ風は、美味しいけど無難。
面白くない。これはちょっと期待しすぎたかも。



カラスミとイカスミのパスタ


今夜は食べたいものを思い切り食べるって気分でもなかったから、
ここはまた次回もうちょい気合いを入れて出直したいと思う。
やっぱりハンバーガーや肉料理もガッツリいかないとね〜。
カジュアルな雰囲気だから5、6人でワイワイやるのにもぴったり
のレストランだ。

GLOU
101.rue Vieille du Temple 75003 PARIS
01-42-74-44-32 火曜定休



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