2011年9月18日日曜日

送別会


友だちが
福島の実家に戻るため、今月帰国することになった。
今年で在仏10年目を迎えるはずだったデザイナーのS。
実家は福島第一原発所から40キロ圏内。
家族はすでに山形県内の仮設住宅に非難しているという。

連日の徹夜も休日出勤もなにひとつ文句も言わず、黙々と
アトリエで仕事してくれたSは、わたしたちにとっていわば
戦友のような仲間。
フリーランスとして独立した後も、そのセンスと才能を買われ
名だたるメゾンで地道にキャリアを積みながら、ひたすら前向きに
夢に向かってがんばってきたのに...。
こころざし半ばでの帰国は、断腸の思いだったに違いない。

「帰る前にみんなで行きましょう」Sの提案で、かつての
アトリエの近所にあるレストランRobert et Louiseに仲間が
久しぶりに集まった。
そう、ここは打ち上げや誕生日、昼に夜にと、なにかしらある
たびにみんなでワイワイ大騒ぎをした思い出のレストラン。
アトリエの引っ越し以来、一度も来てないけれど...スタッフも
雰囲気も全然変わっていない。
「わ〜い、今夜は肉食べるぞ〜!」みんな食べる気満々!

肉料理はすべて店の奥の暖炉で焼かれる。

香ばしいにんにくの香りが... 
エスカルゴ

肉汁がしたたる自家製ソーセージ

赤ワインが進むブダンノアール

素朴さがうれしい付け合わせのポテト

骨付きサーロイン肉、3人前!

うれしそうにカブリ付く肉食男子S

いつも満席の人気店

女主人パスカルも変わりなく...超ご機嫌!

昔はサービス担当だったアレックスも
いまやシェフに昇格

いやいやいや、食べた〜。
エスカルゴにソーセージ、ブダン...前菜からにんにく&バター、
肉攻め。メインに3人前の骨付きステーキを2皿。
ウ〜ッッ、もうひと月分のお肉を食べた気分だ。
さんざん食べて飲んで大笑いして、さ〜て二次会はどこに?!
近所のカフェに移動して、またまたひと盛り上がり...。

長い人生、時には家族のために諦めなければならないこともあるよ。
長男だもの、当然の選択だ。
37歳。まだまだ、へ〜ッ?!てなもんだよ。
がんばれ〜、S!!

なにかと頼りにしているMドン女史。

すっかり調子にのってる
メンズの面々...



0 件のコメント:

コメントを投稿